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また、栄一自身も戊辰戦争の話を聞くだけでなく、共にパリに滞在していた徳川昭武(板垣李光人)と再会し、慶喜に会いに行くことを告げる一方で、三井組番頭の三野村利左衛門(イッセー尾形)と出会うなど、今後を期待させるドラマが盛り込まれていた。
帰国して日本国内の状況を把握した栄一が、これからどんな道を歩むのか。幕末から明治維新にかけての物語はこれで一段落といった印象もあるが、函館で戦い続ける喜作の運命がどうなるのかなど、気になる点はまだ残っている。これから2週間、東京パラリンピック開催による放送休止を挟むが、その後に本格化する明治時代の新たなドラマを期待して待ちたいと思う。(井上健一)