【花子とアン インタビュー】高梨臨「成長した醍醐を見てください」 “リボンの醍醐”から職業婦人へ

2014年7月8日 / 18:05

 放送中のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」で主人公のはな(吉高由里子)の同級生・醍醐亜矢子を演じる高梨臨。貿易会社の令嬢・醍醐は、はなと同じころに女学校に編入し寄宿舎で、はなと同室になったことで仲良くなっていく。女学生時代は結婚こそが女の幸せと考えていたが、卒業後は出版社に就職し、職業婦人の道を歩み始める。そんなお嬢さま育ちで純粋な醍醐の魅力や現場の様子などを語ってもらった。

お嬢さま育ちで純粋な醍醐を演じる高梨臨

-明治生まれのお嬢さまという設定ですが、演じる上で苦労されたことはありますか。

  時代劇は初めてでしたから所作の指導もしていただいたのですが、動き一つとっても難しい状況で、さらにお嬢さまという要素も加わって、自然に芝居をしようと心掛けても、最初はとにかく苦労しました。

-就職後は女学生時代とは違った成長した醍醐が見られるのも楽しみですね。

  それまでは、はなになぐさめられてきた醍醐が、はなの仕事でのミスをフォローしたり、英治さんのことで心がざわついているはなに「恋愛と仕事は別なんだから」とアドバイスしてあげるところは醍醐の成長したところかなと思います。

-吉高さんや仲間さんなど、いろんな女優さんと共演されて影響を受けたところはありますか。

  皆さんすごく個性があって、お芝居の仕方も皆違うんです。例えば、吉高さんはすごくフラットにお芝居に入っていくのですが、仲間さんはどちらかというとすごくきれいにお芝居をされるという感じです。どちらも見ていてすごく勉強になりました。あとは、仲間さんは所作が本当にきれいなんです。本当にお嬢さま、伯爵家の人としての振る舞いをされるので、動きや着物さばきはよく見ていました。

-吉高さんが「高梨さんはとにかくよく笑う」とおっしゃっていましたが、現場の様子はいかがですか。

  もう長く一緒にやっているのでアットホームな感じというか、吉高さんやスタッフの方に会うと安心します。このドラマのほかにも仕事をしているので、久しぶりに朝ドラの現場となるとちょっと緊張するかなと思っても、すぐに「ここに帰ってきた」みたいな気持ちになるんです。本当に楽しいし、常に笑っていますね。というか、吉高由里子が笑わせるというだけなんですけど(笑)。

-今後の見どころを教えてください。

 職業婦人として歩み始めた醍醐ですが、流れが大きく変わる過程で醍醐自身もどう変化していくのか、ぜひ見ていただきたいです。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

岩田剛典、白鳥玉季「全編を通してくすっと笑えるコメディー映画になっていますので、気楽な気持ちで映画館に来ていただきたいです」『金髪』【インタビュー】

映画2025年11月21日

 日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む

加藤清史郎&渡邉蒼「僕たちも今、夜神月に巻き込まれている」 子役出身の二人が挑む「デスノート THE MUSICAL」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月21日

 映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む

なにわ男子・大西流星「“timeleszのお兄さん”な原くんは印象通り」 timelesz・原嘉孝「流星は優しくてしっかりしてる子」 1月期ドラマでW主演【インタビュー】

ドラマ2025年11月20日

 なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。  本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む

早見沙織「プレデターの新しい魅力をこの映画から感じていただけると思います」『プレデター:バッドランド』【インタビュー】

映画2025年11月19日

 未熟故に一族を追われた若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。デクはその地で謎のアンドロイドの少女ティアと出会う。「プレデター」シリーズ中、初めてプレデター自身を主人公に据えて描いた『プレデター:バ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

 韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む

Willfriends

page top