WOWOW ウィンブルドンテニスのスペシャルナビゲーターに石黒賢 錦織圭選手に期待「きっと最高の大会にしてくれる」

2014年6月25日 / 17:47

 23日に開幕した「ウィンブルドンテニス」。WOWOWは今年もスペシャルナビゲーターに石黒賢を起用し、現地からの最新情報と熱戦の模様を届ける。昨年度は、アンディ・マレーが77年ぶりの地元優勝を飾ったが、ラファエル・ナダルが一回戦で敗退、ロジャー・フェデラーも二回戦で敗退するなど波乱の大会だった。石黒が今年の大会の展望を熱く語った。

 

スペシャルナビゲーターを務める石黒賢

-いよいよ開幕。まずは率直な期待と今の心境をお聞かせください。

 今のテニス界は、フェデラー、ナダル、そしてノバク・ジョコビッチという、何十年に一人という逸材が3人もいる時代。それに対して日本人トッププレーヤーの錦織圭やマレーらが、3人の牙城を脅かしている状況です。ウィンブルドンでそういう選手を見られることは、テニスファンにすればとても幸せなことです。ウィンブルドンは、グランドスラムの中でも特別な大会です。それはどのプレーヤーにとっても同じだと思います。

-ウィンブルドンのどういった点が特別だと感じますか?

 まず、ウィンブルドンは芝生のコートに特徴があって、最初はきれいな芝が日を追うごとに変化していく。つまりはげて変わっていくんです。刻一刻とサーフェスが変わる大会はウィンブルドンだけですよね。また、雨も多く、芝はぬれるとプレーが続行できなくなり、中断を余儀なくされるのですが、そうなると中断後に試合後の流れが変わることもあります。その中断のタイミングが絶妙なこともあって、テニスの神様の存在を感じることもあります。加えて、地面が芝生のためネットを強く張れないので、それによってショットの打ち方など、戦い方も変わってきます。これは僕個人の見解ですが、芝生では経験値がモノを言うと思います。さらに会場の雰囲気。ウォーミングアップ中は客席もざわついているのですが、選手たちがポジションにつくと、1万5千人が埋め尽くすセンターコートが途端に静かになって、ボールの音と拍手しか聞こえないんです。あの静けさと緊張感は、ウィンブルドンならではの雰囲気だなと感じました。

-錦織選手の現在の状態はいかがでしょうか?

 トップ10に日本人が入るなんて以前は考えられませんでしたが、とてもうれしいことですね。今大会でも、ファーストウィークをなるべく接戦に持ち込まずにしのげれば、錦織選手の優勝も十分に可能性があると思います。フィジカルや技術面において、大会ごとに彼の成長を感じています。錦織選手のフォアは攻撃的で素晴らしいと誰もが口にしますが、加えてバックハンドの上達ぶりにも驚いています。とてもセンスのあるバックハンドを打つんですよ。とっさの判断力が非常に高く、打つ瞬間にきゅっと手首だけを返してクロスに落としたり、ストレートに打ったりできるんです。脳が命令を出してから、体がそれに応える回路のスピードも以前と比べて増しています。

-女子の注目選手はいかがですか?

 ウィンブルドンでは、ウィリアムズ姉妹、特にセリーナが圧倒的に強く、どう見ても他の選手には勝ち目がなかった。しかし近年では、ユージェニー・ブシャールやシモナ・ハレプといった若手選手たちから、『セリーナに勝って名を上げてやる』というような気迫を感じます。今まではセリーナやマリア・シャラポワのような長身の選手の活躍が目立っていましたが、ハレプらそこまで背の高くない選手も活躍しています。テニスは適切な位置にいかに足を運ぶかが一番大事なのですが、彼女たちはステップが非常に優れています。そういった戦い方を取り入れれば、日本人選手が世界のトップに勝てる日も来ると思います。最近の日本女子選手たちは、クルム伊達公子選手をはじめ奈良くるみ選手も昨年あたりから調子を上げてきているので、今年のウィンブルドンも非常に期待しています。

-視聴者の方々に、メッセージをお願いいたします。

  錦織圭という、何十年に一人の才能を持った選手が、我々日本人の代表として出場します。彼のテニスは、難しいことを抜きにしても何をやってくるのか分からない戦いをしてくるので、見ていて本当に楽しいと思います。最高の晴れ舞台であるウィンブルドンで、世界と渡り合える錦織がいる。きっと、最高の大会にしてくれると僕は期待しています。

 番組については、WOWOW TENNIS ONLINEへ

http://www.wowow.co.jp/tennis/

 ◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆
★ウィンブルドンテニス
歴史と伝統のウィンブルドン。“日本のエース”錦織圭の戦いなど、現地の感動と興奮を連日生中継でお伝えする。
6月23日(月)~7月6日(日)連日生中継(6月29日(日)除く)【WOWOWプライム】【WOWOWライブ】

 ★トップアスリートの真実 アンディ・マレー ウィンブルドンが泣いた日
2013年に悲願のウィンブルドン優勝を果たしたイギリス人テニスプレーヤー、アンディ・マレー。密着取材やインタビューで、その才能や素顔に迫るドキュメンタリー。
7月9日(水)午後8時~ 【WOWOWライブ】


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

早瀬憩「撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚がありました」感動のヒューマンサスペンスで入魂の演技『私はあなたを知らない、』【インタビュー】

映画2026年8月27日

 新垣結衣と共演した『違国日記』(24)で鮮烈な印象を残し、今年は「サバ缶、宇宙へ行く」、『モブ子の恋』など、続々と出演作が放送・公開される注目の若手俳優・早瀬憩。その最新出演作『私はあなたを知らない、』が、8月28日から全国公開される。 … 続きを読む

渡邊圭祐「登場人物に共感ができない部分があるからこそ面白い」 舞台「Yerma イェルマ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月27日

 スペインの詩人・劇作家ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作:オノマリコ×演出:稲葉賀恵によって、1930年代のスペインから現代の東京へと舞台を移し、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語を描く舞台「Yerma イェルマ」が9月21日か … 続きを読む

西島秀俊「人間は互いに支え合い、助け合って生きている」入魂のヒューマンドラマで、スペシャルニーズの子どもたちと共演『時には懺悔を』【インタビュー】

映画2026年8月26日

 ある探偵が殺された事件の調査を依頼された一匹狼の探偵・佐竹(西島秀俊)とその助手・聡子(満島ひかり)は、9年前に起きた新生児誘拐事件にたどり着く。殺された探偵が調査していたのは、9年前に誘拐され、今は父親の明野(宮藤官九郎)と二人で暮らす … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#MOMOはなぜ、同い年のアナウンサーを「友達」と呼んだのか――韓国語「チング」のもう一つの意味

2026年8月25日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

毎熊克哉、近藤華「見えないという恐怖をちょっと和らげてくれる映画だと思います」『見えない娘 THE INVISBLES』【インタビュー】

映画2026年8月25日

 『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』で注目を集めた竹林亮監督が、透明人間の娘と一緒に東京へ旅に出る家族の奮闘を描いたSFロードムービー『見えない娘 THE INVISBLES』が、8月28日から全国公開され … 続きを読む

page top