SAYAKAがバンドデビュー、“小悪魔ヴォーカル”とはツンデレならぬ凜デレ!?

2012年10月31日 / 16:40

 デビューから11年。ソロで活躍してきた歌手のSAYAKAが、元CORE OF SOULのソン ルイ(ギター&コンポーザー)とKSK(マニピュレーター)と共にバンド「Silent Lily(サイレント リリィ)」を結成、10月28日に「少女シンドローム」でデビューする。ゴシックなビジュアルから流れ出るのは、SAYAKAの小悪魔ボーカルと、ソンとKSKが作り上げたキャッチーでデジタルなサウンドだ。

――バンド結成のいきさつを教えてください。

SAYAKA 16、7歳のころに音楽を勉強するようにと、あるプロデューサーから頂いたCDの中に、CORE OF SOULのものがあったんです。音楽を聴いて電撃が走ったなんて初体験で、どっぷり彼らの音楽にハマりました。コンビニでチケットを買って、イベントやライブに通い詰めたんですよ。そのころからいつか一緒にお仕事してみたい、バンドで歌ってみたいと考えるようになっていましたね。

ソン 昨年、SAYAKAの10周年記念アルバム『LIBERTY』を僕たちがプロデュースしたことが、今回のデビューにつながっています。あの時は、僕たちがリクエストしたことに完璧に応えつつ、さらに驚きをもたらしてくれた、SAYAKAのプロフェッショナルな姿勢に感動しましたね。それに彼女の声は世界をイメージしやすくて、曲がどんどん書けるし、一緒に音楽を作ったら面白いだろうなという予感がありました。

KSK 僕も同感。それにSAYAKAがいつでもニコニコしていて、レコーディングの雰囲気が楽しかったんですよね。

SAYAKA うわー、こんなに褒められて恥ずかしい。今、初めて聞きました(照)。私はずっとソロで歌ってきたので、今はすぐ横に2人が2本の高い塔のようにいてくれるので安心できますね。3人でいれば思い切りパフォーマンスできるし、挑発的な歌詞も気持ちよく歌えるんです。「少女シンドローム」の歌詞って一人で歌うと結構照れちゃうんです。

――デビュー曲「少女シンドローム」の意味とは?

SAYAKA 少女シンドロームとは私が作った病名で、14、5歳の少女が持つ大人の世界への好奇心や、大人になりかけているときのムズムズや不安定さを病気に例えたんです。私自身は14歳でデビューしたので、当時はそういったムズムズは仕事に注がれて経験していないんですけど、26歳になった今、遅れて来ちゃったみたい(笑)。きっと、ソンのデモテープに入っていた小悪魔的な仮の歌詞に触発されちゃったんでしょうね。

ソン 僕はデモテープには仮の歌詞も歌って吹き込むんです。今回は小悪魔っぽくとんがった気持ちを歌うアイドルがいたら面白いな、みたいな妄想で仮歌詞を書いてみたら、SAYAKAがしっかり反応してくれて。

SAYAKA デモテープの時点でエフェクトがかかっていて面白かったし、歌詞は男性が書いてるのに、「~~よ」「~~ね」と小悪魔感がいっぱいで。でも、私ならもっと小悪魔になれる、本当の女を見せて差し上げましょうと対抗意識を燃やして歌詞を書きました(笑)。

KSK  バンド内小悪魔バトルが勃発だ(笑)。

SAYAKA もちろん私が圧勝です!

 
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