「ブギウギ」スズ子(趣里)の後輩役、秋山美月を演じる伊原六花。初の男役に「童顔なのにかっこよくなれるか心配だった」

2023年11月10日 / 12:00

 現在放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)に、趣里が演じるヒロイン・スズ子のUSKの後輩役、秋山美月を演じる伊原六花からコメントが届いた。

「ブギウギ」(C)NHK

 -「ブギウギ」に出演することが決まったときのお気持ちは?

  次の朝ドラが「ブギウギ」だと聞いた瞬間からどんな形でも関わりたいなと思っていたので、出演できることになってすごくうれしかったです。しかも、いつかやりたいと思っていたタップダンスをする役でとても楽しみでした。
 
 でも、タップはとても難しくてびっくり! クランクインする約4カ月前からRONxIIさんという指導の先生がマンツーマンで教えてくださり、何とか乗り越えられました。難しい技にも挑戦して、本当に私が踏んでいるので見ていただけたらと思います。「男役を」と言われた時は、どちらかというと童顔なのにかっこよくなれるか心配だったんですが、今ではプライベートで写真を撮ときまでちょっとかっこつけるようになっています(笑)。

脚本やご自身の役柄についての印象、演じていて印象的だったシーンなどを教えて下さい。

 スタッフの方と「秋山はどこで最初に笑おうか?」と相談するくらい、序盤はあまり笑わない、素を見せない役でしたでも演じるみんなとは本当に仲が良いので、現場が楽しいのに本番になった瞬間に「秋山」となってあんまり笑えないのが寂しかったですね。「みんなアドリブ楽しそうやな〜」とうらやましく見ていました(笑)。

 東京編になると、大阪編でのメンバーとの青春的なところから成長し、秋山もスズ子もそれぞれちょっと大人になる瞬間が出てきます。スズ子との仲も大阪編よりぐっと深くなります。先輩後輩という関係でもあり、同志でもあります。一緒に悩み、支え合っていく姿にもご注目ください。

「ブギウギ」(C)NHK

収録に参加されてみて、共演者の皆さんの印象、現場の雰囲気はいかがですか?

 ダンスの練習や、OSKの皆さんからの所作や先輩後輩のルールを教えてもらって、みんなで共有したことで、他の作品では味わえない一体感やチーム感がクランクインする前からありました。もっとこうやっていこうという話し合いや、歌劇シーンの撮影時の声かけなどもいい雰囲気でできたので、本当にいいメンバーが集まったと思います。このメンバーだからこそ、支えあって乗り切れた思います。特に、趣里さんのお人柄が素晴らしすぎて!

 テストの段階からフルスイング先陣を切ってくださいました。「趣里さんがあそこまでやってるんだから、私もやっていかないと!」という気持ちに引っ張っていってもらった感覚です。

-放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

 音楽やダンス、華やかな衣装などとても見応えがあり、「放送されるのがとても楽しみ!」と良いシーンばかりで。個人的にはスズ子の性格がとってもキュートで、元気をもらっています。スズ子を演じる趣里さんのコロコロ変わる表情がもうアニメみたい! 現場のみんながメロメロで、思わず趣里さんが映っているモニターをなでてしまうほどでした(笑)。

 ずっと見ていたくなる表情が見どころです。趣里さんご自身は大人な雰囲気もあって周りのことを見てくださる方なんですけど、スズ子になると子犬みたいなかわいさなんです! 本当に笠置さんの歌のとおり、ズキズキワクワクするような瞬間がたくさんある作品なので、半年間ドラマを見ながらちょっと良いを迎えられると思います

「ブギウギ」(C)NHK


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。謎の絵師“写楽”が、蔦重の下で歌麿(染谷将太)ら当 … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

 戦争がもたらす狂気を圧倒的なリアリティーで描き、第46回日本漫画家協会優秀賞を受賞した武田一義の戦争漫画をアニメーション映画化した『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』が12月5日から全国公開された。太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられたペリリ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 WOWOWで毎週(日)午後10時より放送・配信中の「連続ドラマW シャドウワーク」は、佐野広実の同名小説を原作にしたヒューマンミステリー。  主婦の紀子は、長年にわたる夫の暴力によって自己喪失し、すべて自分が悪いと考えるようになっていた。 … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。これまで、いくどとなく視聴者を驚かせてきたが、第4 … 続きを読む

Willfriends

page top