【インタビュー】映画『私ときどきレッサーパンダ』日本版エンドソングアーティスト&日本版声優のDa-iCE 大野雄大「歌をやり始めてから、一番難しいレコーディングでした」花村想太「いろんな叫び声を勉強しました」

2022年3月17日 / 06:17

 映画『私ときどきレッサーパンダ』が、Disney+で見放題・独占配信中。ディズニー&ピクサー最新作となる本作は、カナダのトロントを舞台に、ときどきレッサーパンダになってしまう主人公の女の子・メイが、両親や親友たちとの関係を通じて“本当の自分らしさ” を見つける物語。本作の日本版エンドソングアーティストとして楽曲「どんな君も」を担当したほか、劇中に登場する5人組ボーイズグループ「4★TOWN(フォータウン)」の声優を務めたDa-iCEの大野雄大、花村想太、工藤大輝、岩岡徹、和田颯に、楽曲の魅力やアフレコに初挑戦した感想を聞いた。

Da-iCE

-本作のオファーを聞いたときの率直な感想は?

大野 めちゃくちゃうれしくて、最初はドッキリかなと思ったぐらいびっくりしました。楽曲を歌わせていただけて、アフレコまで参加させていただいたので、本当に貴重な体験をさせてもらったなと思います。

岩岡 僕もスタッフさんから、さらっと車の中で言われたので、思わずドッキリの固定カメラを探してしまいました。それぐらい信じられない出来事が起こったなという、驚きでした。

-楽曲「どんな君も」は、ビリー・アイリッシュの「Nobody Like U」のカバーですが、どんなメッセージが込められていますか。

花村 「自分を受け入れる」ことや、「どんな自分も愛する」ということにフューチャーした、物語を象徴する楽曲になっています。聴きどころは、全員の声が入っているところです。Da-iCEとしては5人全員で歌唱をするというのは珍しいので、ぜひ全員の声を見つけてほしいなと思います。

-レコーディングで、楽曲を歌った感想はいかがでしたか。

大野 Da-iCEとしてではなく、劇中のキャラクターに合った歌だったので、メロディーやフェイクを音符通りになぞるのが本当に難しくて。歌をやり始めてから、今までで一番難しいレコーディングでした。

花村 歌唱法的に難しいところが多かったのですが、なるべく原曲の声質に近づくように発声したり、息遣いや息の量を調節しながら、日本語っぽく聞こえないように歌うことを心掛けました。

-「4★TOWN」のメンバー役で、アフレコに初挑戦した感想は?

工藤 アフレコは普段のレコーディングとは違うので、コツをつかむことが楽しかったですし、また違う形でやってみたいなと思うぐらい、新しい扉を開いた感じがありました。

花村 僕が担当したジェシーという役は、ほぼ叫び声だったので、いろんなバリエーションの叫び声を勉強させていただきました。

和田 僕の役は大輝くんが演じたキャラクターと兄弟で、まさか大輝くんと兄弟役をやるとは思っていなかったので新鮮でした。アフレコのブースに入ること自体が初めてで、画面に映像が映し出されて、その中にタイムがあったりと、初めて見るものがたくさんあったので、いろいろ吸収できた気がします。

-作品の魅力や、お気に入りのキャラクターがいたら教えてください。

岩岡 ストーリーが楽しくて、家族愛や多感な時期の難しい親子の関係性が、アーティストとの関係性も含めて面白く描かれていたので、のめり込んで見てしまいました。細かい描写もあるので、何回も見たくなる作品だなと思いました。

和田 僕はメイのお父さんが好きです。お母さんがすごく強い方だったので、無口で「うん、うん」と聞いている感じなのですが、娘と2人になったときに、ちゃんと自分の気持ちを伝えてあげていて、その姿に優しさを感じました。

工藤 僕がグッときたところは、「4★TOWN」のライブのときに、皆がマックスで感情表現をして声を出しているシーンです。現実世界の今のご時世と重ね合わせて、ショーについて考えさせられたり、早く劇中のような世界に戻らないかなという気持ちになったり。道端でもキャラクターたちが大きな声でコミュニケーションを取っていたので、いかにそういうことが大事なのかを再確認できました。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

生駒里奈が語る俳優業への思い 「自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年11月20日

 ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍する生駒里奈が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで作り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作、梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」に出演する。生駒に … 続きを読む

史上最年少!司法試験に合格 架空の設定ではないリアルな高校2年生がドラマ「モンスター」のプロデューサーと対談 ドラマ現場見学も

ドラマ2024年11月17日

 毎週月曜夜10時からカンテレ・フジテレビ系で放送している、ドラマ「モンスター」。趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類いまれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定。しかし今 … 続きを読む

八村倫太郎「俊さんに助けられました」、栁俊太郎「初主演とは思えない気遣いに感謝」 大ヒットWEBコミック原作のサスペンスホラーで初共演『他人は地獄だ』【インタビュー】

映画2024年11月15日

 韓国発の大ヒットWEBコミックを日本で映画化したサスペンスホラー『他人は地獄だ』が、11月15日から公開された。  地方から上京した青年ユウが暮らし始めたシェアハウス「方舟」。そこで出会ったのは、言葉遣いは丁寧だが、得体のしれない青年キリ … 続きを読む

「光る君へ」第四十三回「輝きののちに」若い世代と向き合うまひろと道長【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年11月15日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。  病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む

「ローマの共和制の問題点は、今の世界が直面している数々の問題と重なる部分が多い」『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』コニー・ニールセン【インタビュー】

映画2024年11月15日

 古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として壮絶な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション『グラディエーター』。巨匠リドリー・スコットが監督し、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5 … 続きを読む

Willfriends

page top