安田顕、妻の駄目出しを明かす 「あなたのPRコメントは弱い」

2019年2月23日 / 15:13

主人公のサトシを演じた安田顕

 映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』公開記念舞台あいさつが23日、東京都内のTOHOシネマズ日比谷で行われ、出演者の安田顕、倍賞美津子、松下奈緒、大森立嗣監督ほかが登壇した。

 本作は、心は優しいけれどちょっと頼りない青年サトシ(安田)と、がんを患った母親(倍賞)との日々を、笑いと涙を交えて描いた物語。

 安田は、大勢の観客を見渡し「こんなに大きな映画館とは。もっとこじんまりとしている映画館かと思いました。超大作みたい」と驚きながらも、喜びの笑顔を見せた。

 また、自分の妻から「あなたいろんな所で宣伝しているけど、あなたのPRコメント、ちょっと弱いのよ」と、駄目出しを受けたエピソードも披露した。

 映画については「良かった」と褒めてもらったものの、「『“温かい気持ちになって、前向きになれる映画”ってあなた、言っているじゃない? それだと弱い。あともう一つ何かあるとお客さんが来てくれるんじゃない?』と言われた」と明かし、笑いを誘った。

 一方、映画にちなみ「自分にとって母親の存在とは?」という質問に安田は「僕の目の前でカレーをこぼした瞬間に『私じゃない』と言った。そういう母なんです。それまで経てきた母の人生を垣間見たような気がして…」と語り出した。

 安田は、北海道夕張市に生まれた母親について「『小学生のときは日本舞踊を習うようないいところのお嬢様だったのよ』と言うんです。でも(母の)両親がやっていた商店が潰れて親が離婚し、中学2年のときには自分で新聞配達をしていたみたいで…」と生い立ちを紹介。

 「当時田舎だから偏見の目で見られることがあったらしく『それが一番悔しかった』と。『一番うれしかったことは?』と聞くと『それはお兄ちゃんとあんたを生んだことだよ』と。そんな母がカレーをこぼしたときに、条件反射で『私じゃない』と言う姿を見て、僕はこの人から生まれてよかった、育ててくれてありがとうって思いました」としみじみ語った。

(左から)原作者の宮川サトシ氏、松下奈緒、安田顕、倍賞美津子、大森立嗣監督


芸能ニュースNEWS

『猿の惑星/キングダム』ジャパンプレミア ウェス・ボール監督「“NO ネタバレ”でお願いします」

映画2024年5月9日

 映画『猿の惑星/キングダム』のジャパンプレミアが8日、東京都内で行われ、ウェス・ボール監督、プロデューサーのジョー・ハートウィック氏、日本版声優を務めた竹内力、小松未可子、松岡禎丞が登壇した。  本作は、現在から300年後、人類と猿の立場 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」神田“内藤秀一郎”の優しさに注目集まる 「“渋谷大海”京本大我へのハグが優しい」「いい奴過ぎる」

ドラマ2024年5月8日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第6話が、7日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、恋をしたことがない売れっ子俳優・渋谷大海(京本)が、保育士・青田愛花(田辺桃子)に出会い、不器用ながらも … 続きを読む

「Destiny」“英介”佐々木蔵之介の死の真相が判明 ラストの怒涛の展開に「放心状態」「“真樹”亀梨和也が心配」

ドラマ2024年5月8日

 石原さとみが主演するドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の第5話が、7日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原)は、再会した大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)に約束した通り、「東京地検」特 … 続きを読む

「アンメット」 “三瓶”若葉竜也、“綾野”岡山天音の“ミヤビ”杉咲花への思いに反響 「ミヤビとの過去を思い返してつらくなる綾野先生がつらい」

ドラマ2024年5月7日

 杉咲花が主演するドラマ「アンメット-ある脳外科医の日記-」(フジテレビ系)の第4話が、6日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  原作は、同名コミック(原作:子鹿ゆずる氏/漫画:大槻閑人氏)。事故で記憶障害の後遺症を負った若手脳外科医の … 続きを読む

「366日」“遥斗”眞栄田郷敦のキャッチボールシーンに「涙腺崩壊」  「郷敦の演技がよかった」「泣いてまうやろ」

ドラマ2024年5月7日

 広瀬アリスが主演するドラマ「366日」(フジテレビ系)の第5話が、6日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、HYの名曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男 … 続きを読む

Willfriends

page top