窪田正孝、約6年ぶりに舞台挑戦 「どこかで蜷川さんが見ている」

2019年2月8日 / 11:25

約6年ぶりの舞台となる窪田正孝

 舞台「唐版 風の又三郎」公開舞台稽古が7日、東京都内で行われ、出演者の窪田正孝、柚希礼音、北村有起哉、風間杜夫、演出を手掛ける金守珍氏が出席した。

 本作は、宮沢賢治の『風の又三郎』に、ギリシャ神話、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」、さらに1973年に起こった自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などを織り交ぜながら描いた物語。

 2013年に出演した「唐版 滝の白糸」で唐十郎作品に初参加、蜷川幸雄さんの演出でアングラ演劇に骨の髄まで漬かった窪田は、これが約6年ぶりの舞台となる。前回と同じシアターコクーンでの上演で、「“どこかで蜷川さんが見ている”“きっと居るんだな”という感覚がある。勝手に自分で思っているだけですが、そうやって感じられることも大切だし、本当に(蜷川さんの元で)やってきたものがすごく染み付いていたんだなと純粋に思いました」としみじみ。開幕を目前に控え「みんな自由にやるけれども、ちゃんと決めるところは決める。とても勢いのある舞台なのでぜひ見てほしい」と笑顔で呼び掛けた。

 アングラ演劇初挑戦となる柚希は「稽古では最初、右も左も分からず一人衝撃を受けることが多々あった。一方ですごく美しい世界もあったりして、(アングラ演劇は)とても幅が広い。エネルギーを持って丁寧にやっていきたい」と目を輝かせた。

 本作で奇抜な役どころを演じる風間は「まだまだ演劇を続けたい。紫綬褒章は既に頂いた。次は文化功労賞、そして文化勲章、最後は人間国宝…と思っていたけれど、この芝居をやることで一切諦めた。文化庁も今後一切私に関わることは拒否するでしょう」と冗談めかして、笑わせた。

 舞台は2月8日~3月3日、都内のBunkamuraシアターコクーン、3月8日~3月13日、大阪の森ノ宮ピロティホールで上演。

(左から)金守珍、北村有起哉、窪田正孝、柚希礼音、風間杜夫


芸能ニュースNEWS

「わた恋」“黒澤”菊池風磨と“葵”久間田琳加の冒頭シーンに反響 「イチャコラがリアルで微笑ましい」「風磨くんの筋肉美がすごい」

ドラマ2024年11月24日

 菊池風磨が主演するドラマ「私たちが恋する理由」(テレビ朝日系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、オフィスを舞台に“笑わない”寡黙(かもく)な上司・黒澤智也(菊池)と、部下の森田葵(久間田琳加)をはじめ6人 … 続きを読む

「わたしの宝物」“宏樹”田中圭のラストの決断に賛否の声 「驚いた」「モラハラをみじんも反省しないのはどうなの」

ドラマ2024年11月22日

 松本若菜が主演するドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)がの第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪 … 続きを読む

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

Willfriends

page top