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ネギの束を手にした(左から)鈴木浩介、大森南朋、桐谷健太、入江悠監督
映画『ビジランテ』の完成披露試写会が17日、東京都内で行われ、トリプル主演を務めた大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太と入江悠監督が舞台あいさつに登壇した。
本作は、地方都市を舞台に、幼い頃に失踪した長男・一郎(大森)、市議会議員の次男・二郎(鈴木)、デリヘル店店長の三男・三郎(桐谷)の3兄弟が、父親の死をきっかけに再会、運命を翻弄されていくさまを、バイオレンス描写とともにつづる。
ハードな内容の映画とは裏腹に、トークは終始、笑いの絶えない和気あいあいとしたムードで進行。鈴木がボケて、年下の桐谷が情け容赦なく突っ込み、それを大森が静かに見守るという関係は、まさに兄弟のようだった。
撮影時のエピソードを尋ねられた際、最も印象的だったこととして鈴木が挙げたのが「3人で川の中に入って行くシーン」。撮影期間中唯一、雪が降ったという当日の過酷な状況を「寒さで体が動かない状態。監督からカット(の声)が掛かる前に、自分の体にカットが掛かる」と説明した。
それは、鈴木が大森にたたきのめされるシーンだったが、「動けなくなった僕を、引っ張り上げながら、もめながら、でも動かしているのは優しさなわけですよ」と、大森に助けられて乗り切ったことを打ち明けた。
そこへすかさず桐谷が「そんなに川にバシャバシャやられているのに、眼鏡は絶対に取れなかった」と突っ込むと、場内は爆笑の渦に。
さらに大森が、当時の心境を「カメラの画角の中で面白くならないといけないという使命感と、早く終わらせて帰りたいという…」と告白すると、2人が「そこは愛情にしておかないと」と突っ込み、さらなる笑いを誘った。
場内を沸かせたトークの最後には、過酷な撮影を乗り切った3人に入江監督から花束の贈呈が行われた。ところが、監督が手にしていたのは、花束ならぬネギの束。監督の地元である埼玉県深谷の特産品がネギであることにちなんだもので、「映画の中にネギは出てこないですけど」と釈明しつつ、一人一人にネギの束を手渡した。
これを受けて3人からは「ネギランテ?」との言葉も飛び出し、最後は桐谷が「ちゃんと深谷の特産物と書いてもらわないと、この映画はネギの映画だと思われる」と締めくくった。
映画は12月9日からテアトル新宿ほか全国ロードショー。
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