桂歌丸「必ず私の悪口が出る。油断ができない」 「日本語を使わないで笑いを取っている」と苦言も

2017年6月17日 / 15:22

笑顔で取材に応じた桂歌丸

 落語家の桂歌丸が17日、東京都内の後楽園ホールで行われた、日本テレビ系「笑点」の前番組「もう笑点」の収録に参加。収録後、笑点メンバーと共に囲み取材に応じた。

 14日に退院したばかりの歌丸は、この日も、鼻に呼吸チューブを付けていたが、しっかりとした口調で取材に対応。「入院していても毎週、『笑点』を見ていました。なぜかというと、必ず私の悪口が出る。油断ができないからです」と冗談を交えて語った。

 現在は、終身名誉司会として番組を見守る立場だが「『笑点』があんまりアレでしたら、私が司会として復帰しますので(現司会者の春風亭)昇太さん、どうぞ覚悟していてください」と意欲を見せ、ニヤリと笑った。

 体調については「まだハッキリと良くなったとはいえない。肺炎の方はある程度は治っているのですが、呼吸器のほうがアレなもんですから、今は酸素(吸入器)を付けっ放しでお仕事をさせていただいてます」と報告した。

 「最初は抵抗もあり、もし、お客さまが1人でも『聞きにくい』とおっしゃれば、私は引退しようと決めていた」と明かしたが、「(誰も聞きにくいとは)おっしゃらない。『大丈夫だ』と言うので、ずうずうしくやらせてもらっている」と感謝した。

 現在の体重は「36キロです」と苦笑い。医師と「早く40キロに戻す約束をしている」そうだが「あまり食べられない。意外と好き嫌いがある。先生は『何でも食べなきゃいけない』『塩分、糖分を控えめに』と言うけれど、80年間やってきたことを急には変えられない。なので好きなように取っている」と語った。

 医師からは肉を食べるようにと言われているそう。あまり肉が好きでないという歌丸は「脂身が駄目なのでヒレを食べている。ついこの間、唐揚げを初めて食べた。うそじゃない。何でこんなにうまいものを今まで食わなかったんだろう」と語り、会場を沸かせた。

 また、歌丸は「日本語というのは日本の文化。その文化を一番使っているのがわれわれ、噺家だと思う。今、日本語を使わないで笑いを取ってる芸能人の方が大勢いらっしゃるじゃないですか…」と切り出した。

 続けて「言っちゃ失礼ですけれど、裸でお盆を持って出て何が芸なんですか。頭の毛をこうやってやるだけで何が芸なんですか?。私は違うと思う。ああいうのを見て、面白いな、うまいなと思われちゃ困るんです」と苦言を呈した。

 歌丸は「やはり日本の文化である、日本の言葉を使って笑いを取るのが芸人であり、われわれ噺家だと思う。大いに日本人に聞いていただいて、日本語というものをもっともっと理解していただきたい。ちょっと望みが大きいかもしれませんが、そういう気でいます」と言葉に力を込めた。

(前列左から)三遊亭圓楽、林家木久扇、桂歌丸、三遊亭好楽、(後列左から)林家三平、林家たい平、三遊亭小遊三、春風亭昇太、山田隆夫


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」事件班が総出で“連続不審死事件”の真相に迫る 「ニコちゃんが優し過ぎて怪しい」「まだまだ謎が多い」

ドラマ2025年12月3日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛は最強過ぎるモンスター 「レイコは勝てるのか」「優奈の夫とはどういう関係?」

ドラマ2025年12月3日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「新東京水上警察」“碇”佐藤隆太、“礼子”山下美月の好意に気付く!? 「碇さん、自分に向けられる好意には鈍い系?」

ドラマ2025年12月3日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

「じゃあつく」ラストの“勝男”竹内涼真の思いに反響 「今なら最強のカップル」「ハッピーエンドになってほしい」

ドラマ2025年12月3日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「来た! 岡田将生の闇落ち演技」「すごみが増してきた。もう“ちょっとだけ”どころじゃない」

ドラマ2025年12月3日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第7話が、2日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子氏 … 続きを読む

Willfriends

page top