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故・松方弘樹さんの遺影
1月21日に脳リンパ腫のため死去した俳優の「松方弘樹さんを偲ぶ会」が6日、東京都内のホテルで行われ、親交が深かった俳優の梅宮辰夫をはじめ、三田佳子、哀川翔、秋吉久美子、風間トオル、吉川晃司、小松政夫、島崎和歌子、釈由美子、高橋英樹、名取裕子、松岡昌宏、阿川佐和子、岩城滉一、浜田雅功ら825人が参列した。
遺影は2015年12月に雑誌の取材の際に訪れた、築地のすし店で撮影した写真を使用。大好きなマグロをさかなに日本酒を飲む笑顔の松方さんが印象的な1枚。祭壇は、映画俳優として歩んだ松方さんらしく、レッドカーペットをイメージして作成され、2100本のトルコキキョウ、800本のバラなど8000本の花が添えられた。
発起人の一人である梅宮は、代表してマイクの前に立つと「弘樹、おまえと知り合って、もう60年ぐらいたつのかな…」と松方さんの遺影に向かって語り始めた。
梅宮は「覚えてるか。今から35年前、アラスカにキングサーモンを釣りに行ったよね。その時、おまえが何と言ったか…。ロケの最中に『この年の4歳違いは“70過ぎたら違ってくるぜ”』と、おまえはそう言ったんだよ。その時ね、俺は『何言ってやがる、おまえが先に死んでたまるか』と思った。でもおまえが先に逝っちまった。寂しい…」と語り掛けた。
続けて「釣りに行く時に、俺が作った弁当をいつも持って出るんだけど『おまえの方が小さい』とか『俺の方が大きい』とか必ず言ってたよな。それはもうこれでなくなった。でも俺の弁当が食いたくなったらいつでも…いつでも言え。すぐ作ってどこにでも届けてやるから」と約束した。
また「退院したら、沖縄に行ってリハビリしようぜ」と松方さんに話していたという梅宮は「俺は来週、沖縄の宮古島に行く。おまえも着いてこい。もう一度、カジキとマグロの釣り方、きっちり教え込んでやるから。じゃあ…!」と心を込めて松方さんに呼び掛けた。
続いて、三田らがあいさつを行った。若き日に松方さんと共演した三田は「まだまだこれからいい仕事をしなければいけない年齢で亡くなってしまったこと、本当に寂しい。私もがんなど病気をしましたが、松方くんが先に逝くなんて許せない。でも仕方がないですね。人の命は自分では測れないから…」としみじみと語った。
近年は、共演がかなわなかったことを悔やみながらも「この笑顔だと、多分『姉貴、年は取ったけど頑張ってね』と言ってくださっているよう…」と遺影を見上げ、最後は「見守ってくださいね。陽気で仕事熱心なあなたにはもう会えないけど、どうぞ安らかにお休みください」と別れの言葉を告げた。
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