樹木希林、映画界への功労をあっさり否定 “同級”小松政夫と共に「あと1年取り組んでいきたい」

2017年5月16日 / 20:57

授賞式に出席した樹木希林(左)と小松政夫

 「第26回日本映画批評家大賞」の授賞式が16日、東京都内で行われ、ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)を受賞した樹木希林が出席した。

 「日本映画を支え日本映画の栄光のために尽力した方々に贈る日本映画批評家大賞最高の賞である」と位置付けられた同賞を受賞した樹木は、2時間ほどの授賞式の一番最後に名前を呼ばれ登壇した。開口一番「皆さん長かったですね。松本零士さんが時計を見ていて、気持ちが分かりました。本当にね」とこぼして笑わせた。

 続いて「それと、長年の功労っていう風に言っていただいたけど、実は私はちっとも功労じゃない。たくさんの方のコメントを伺って、皆真剣に映画に取り組んでいるんだなと逆に感動していました」と語り、「60年近く役者をやっているけど、軸を映画に移したのはここ10年ぐらいなもんです」とあっけらかんと明かした。

 「病気をしてからせりふが覚えられなくて、テレビで続けて言えなくなって。映画ならカットで撮れるから、そこで生かしてもらおうかなって、気楽な感じできたから」と転機をさらりと振り返り、「でも今日はくれるって言うならちょうだいという感じで来ました」とちゃめっ気たっぷりにコメントした。

 また、ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)を受賞した小松政夫が「これからもう5年頑張ろうかと思っていましたが、あと10年は頑張らせていただこうかなと思いました」とスピーチした言葉を引き合いに出し、「そろそろ徐々に(引退も)と思っていたら、先程同級生の小松政夫さんが『あと10年』と言っておりますので。私は小さく見積もってあと1年。ちょっと生き延びて映画というものに取り組んでいかせていただきたいと思います」と語った。


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top