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映画『嫌な女』の完成披露プレミアイベントが15日、東京都内で行われ、出演者の吉田羊、木村佳乃、黒木瞳監督が登壇した。桂望実氏のベストセラー小説を映画化したこの作品は、堅物弁護士と天才詐欺師という境遇も立場も違う対照的な女性の、人生のケミストリーを鮮やかに描いた人生ドラマ。
この映画で初めて監督に挑戦した黒木は「今日は奇跡の日です」としみじみとあいさつ。原作との出会いや、女優陣のオファー快諾を振り返り、「いろんな出来事、“マル”が一つずつ一つずつ積み上げられ、この日を迎えることができました。その中の一つでも“マル”じゃなかったら今日はなかったと思います」と話すと、W主演した2人にも「女優魂、根性というか本当に真摯(しんし)な姿勢に(私も)背中を押していただきました」と感謝した。
今回、弁護士の徹子を演じた吉田は、黒木監督から一番しんどかったことを問われると「台本を読んで、これがこの映画の一番“山場”になるだろうなと思ったところが、撮影初日のファーストシーンだったことです」と回答。これに黒木監督が「すみません。女優が体力あるうちに大事なシーンを撮ろうと思って…」と詫びるも、吉田は「でもアレを乗り越えたからこそ、(撮影期間の)1カ月を乗り切ることができたと思います。瞳さんの計画勝ちですね」とほほ笑んだ。
一方、詐欺師の夏子を演じた木村は「1人の男性を佐々木希ちゃんと取り合うのですが、希ちゃんが出てきた瞬間にこれは取られるだろう…と思って、精神的にしんどかったです。希ちゃんがめちゃくちゃかわいいんですよ」とため息を漏らし、笑いを誘った。
また、劇中でバトルシーンがあるという2人。吉田が「佳乃ちゃんが私をたたくシーンがあるんですが、まあ、うまいんですよ。たたき慣れてるなーと思って…」と冗談交じりに振り返れば、木村も「『本当に当てろ』と言われたので、ものすごい勢いでぶったんですが、ぶった後の(振り返った)羊ちゃんの顔が本当に怖くて…」と述懐。そんな2人の迫真の演技に、黒木監督も「こちらから見ていて、やった!と思いました。もっとやれやれ!という感じで…」と満足げだった。
また、バトルの最後には徹子が夏子にせりふを吐き捨てるシーンもあるそうで、吉田は「散々バトルして疲労困憊(こんぱい)した中でせりふを言ったら、瞳さんがピューって飛んできて、『羊ちゃん、ちょっと森進一さんみたいになってるから』って…」と監督からダメ出しが飛んだことを告白。黒木監督が「そうそう。『“おふくろさん”みたいですよ』って言ったら、真剣なシーンなのにお2人が爆笑されちゃって」と振り返り、木村も「瞳さんが真剣な顔でおっしゃったんです。それが面白くて…」と思い出し笑いが止まらなかった。
映画は6月25日から公開。
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