松井玲奈、演じた“謎の女性”に共感 「初恋はゲームの中の主人公です」 【インタビュー】「初恋芸人」

2016年4月5日 / 10:00

 NHK BSで放送中のプレミアムよるドラマ「初恋芸人」に市川理沙役で出演中の松井玲奈。売れないピン芸人の主人公・佐藤賢治(柄本時生)の前に突然現れる謎の女性を演じている。賢治と理沙の揺れる関係性も見どころの一つ。このほど行われたインタビューでは役柄へのいとしい思いや自身のコンプレックスの乗り越え方、かわいらしい初恋エピソードなどを語った。

 

「許さないぞえ、ぷんぷん」の松井玲奈

「許さないぞえ、ぷんぷん」の松井玲奈

―柄本さんたちの芸人ぶりはいかがですか。

 柄本さんがAKB48のライブを見にきたことがあったみたいで、それについて話すことが多かったです。芸人さんチームは作品の中でネタ披露が必ずあるので、楽屋の外でネタ合わせをしているのを客観的に見て、本物の芸人さんの楽屋もこういう感じなのかなと思っています。芸人さんの役はちょっと難しいかな(笑)。すごく大変だと思います。

―ドラマが始まってからの周囲の反響は?

 残念ながら私の周りからは連絡はなかったのですが、ファンの方は見てくれている方がたくさんいて。来週がすごく楽しみだと言ってくれることが多くてうれしいです。

―すでにクランクアップしているそうですが、理沙を演じ終えた感想は?

 最終回まで演じてみて、すごく賢治のことを大切にしている子なんだと思いました。理沙の価値観による賢治を大切にする方法は、見た方からすると『それはちょっとひどいんじゃないの?』という意見もあると思います。でも、女性の側から見れば、ああした決断をする人もいると思います。仲良くしていたかったし、関係を続けていきたかったからこそ、ああいうことになってしまっただけということです。私自身は分かるなあと思いました。

―理沙を演じる上で最後までぶれずに守ってきたところは?

 理沙が自分自身に対して思っていること、自分自身にコンプレックスを持っているところには共感できます。私も自分が嫌だなと思うところやコンプレックスもあるし。いくらかわいいよ、すてきだよと好意を寄せてもらっても、理沙は一貫して『いや、そんなことないです』と言います。自分も分かるところがあるので、そういったところの反応やどう返すかはうそにならないようにしようと思いました。

―松井さん自身のコンプレックスの乗り越え方は?

 みんな何かしらコンプレックスがあるのだと思うようにします。自分で受け入れられないものはそのままなんですけど、こういう形で生まれてしまったのだから一生付き合っていかないといけないなって。後ろ向きではありますけど、ちゃんと付き合っていきたいと思うことでなんとか乗り切っています。

―松井さんの“初恋”エピソードを聞かせてください。

 期待通りの話がないので、いつもだいたいがっかりされるんです(笑)。小さいころから兄にくっついてずっとゲームをやっていました。あるゲームに出てくるヒロインが大好きでした。彼女を守ってくれる男性キャラクターがとてもすてきだと思って、彼に恋をしていました。それがガチな初恋です(笑)。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

 『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

 ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

原嘉孝×いとうあさこ、timelesz加入後初の舞台主演に「timeleszを背負っています」 舞台「ドラマプランニング」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月11日

 脚本家・演出家の山田能龍、いとうあさこによる劇団山田ジャパンの2025年9月公演「ドラマプランニング」にtimeleszの原嘉孝が出演する。  本作は、テレビ業界におけるドラマ制作現場を舞台とし、ほれ込んだ漫画の映像化で初のチーフ作品を担 … 続きを読む

【映画コラム】新旧のSFアクション映画の魅力が詰まった『ジュラシック・ワールド/復活の大地』

映画2025年8月10日

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)  熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、信頼する傭兵のダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)ら … 続きを読む

Willfriends

page top