新井浩文「時間がほしかった」 芝居に納得いかず悔しさをにじませる

2016年1月22日 / 17:36

デニム加工職人を演じた新井浩文

 NHK BSプレミアムの岡山発地域ドラマ「インディゴの恋人」の試写会および会見が22日、東京都内で行われ、出演者の新井浩文、美波、山口まゆ、久保田紗友、青山草太、片岡鶴太郎ほかが出席した。

 岡山県倉敷市を舞台にしたドラマは、とある理由でジャズピアニストの夢を捨てデニム加工職人になった健二(新井)と、ぬぐい難い過去を持つ女流画家・みゆき(美波)が倉敷に存在する“記念日レター”をきっかけに新たな決意をし、自分を取り戻していく愛の物語を描く。

 新井は「客観的に見られないのが現実で、どうしても自分のあら探しみたいになってしまう。もうちょっと時間がほしかったというところがあって、そこが反省です」とこぼした。

 司会者から具体的なシーンを問われると「言わないです。ばらす必要はないでしょう。時間が足りなかったんです」と語るにとどめ、専門的な所作や芝居が要求される役柄なだけに悔しさをにじませた。

 美波は2014年に文化庁の新進芸術家海外研修制度の研修員としてフランスに演劇留学の経験があり、留学先で劇中に登場する絵画の制作を手掛け始めたという。「この絵がいつ完成するんだろうというドキドキ感、完成して役を演じている中で、一つ一つの出来事に思い入れがとても強くなってしまった」と、作品が自身の手を離れることを寂しがった。

 また「傷や汚れが、価値になるんだ」という劇中の自身のせりふにちなみ、新井は「人間の傷というのはコンプレックスや心の傷、自分が経験してきてあまり人に言いたくないようなことだとすれば、僕が俳優ということもあってすごく価値になっていると思う。(芝居を通して)スクリーンに映るというか…」と語った。

 また、スケジュールの都合で写真撮影のみに出席した片岡は「岡山発信ですけど、何かフランス映画を見るようなしっとりとした情感あふれるドラマでした」とアピールした。

 ドラマは27日午後10時から放送。

(左から)青山草太、久保田紗友、新井浩文、山口まゆ、美波、片岡鶴太郎

(左から)青山草太、久保田紗友、新井浩文、山口まゆ、美波、片岡鶴太郎


芸能ニュースNEWS

ワタナベエンターテインメントの演劇の実験的プロジェクト Diverse Theater 第2弾「Too Young」を11月に上演

舞台・ミュージカル2025年7月4日

 ワタナベエンターテインメントが演劇の新たな可能性を追求する実験的プロジェクト として立ち上げた「Diverse Theater」の第2弾として、今秋11月に舞台「Too Young」の上演が決定した。  「Diverse Theater」 … 続きを読む

千賀健永の“裏の顔”を共演者らが暴露「超繊細さん」 千賀はトリンドル玲奈に「男らしさを感じた」

ドラマ2025年7月3日

 ドラマ「レプリカ 元妻の復讐」の記者会見が東京都内で行われ、出演者のトリンドル玲奈、宮本茉由、木村了、千賀健永(Kis-My-Ft2)が登場した。  本作は、子どもの頃から自分をいじめ続け、さらには夫も奪った因縁の相手への復讐(ふくしゅう … 続きを読む

「北くんシェア」“北くん”岩瀬洋志の魅力に熱視線 「北くんが天才的にかわいくて好き」「神々しい」

ドラマ2025年7月2日

 本田翼が主演するドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系)の第1話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、老若男女を問わず、万人の心をとりこにする“ナチュラルボ … 続きを読む

風間俊介「“かわいくなろう”と心に決めました」と告白 相手役の庄司浩平も太鼓判「十分でございます」

ドラマ2025年7月2日

 ドラマ24「40までにしたい10のこと」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の風間俊介と庄司浩平が登場した。  本作は、BLジャンルで活躍中の漫画家・マミタ氏の人気漫画が原作。10年以上恋人なし、会社と家を往復するだけの毎日を送るアラフォ … 続きを読む

夏本番! USJでびしょぬれ祭典が開幕 伊藤沙莉も水噴射で笑顔

イベント2025年7月1日

 俳優の伊藤沙莉が6月30日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)に登場した。びしょぬれ必至の夏イベント「NO LIMIT!クール・サマー」の開幕セレモニーでウォーターシューターを手に来場者と水を噴射しあい、「びちょびちょにな … 続きを読む

Willfriends

page top