エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、伝統的な日本の農業技術に西洋農法を取り入れ、群馬県赤城山などで農業技術を進歩させた農業指導者、船津伝次平を演じている石原良純。石原が、群馬県令(知事)だった楫取(かとり)素彦(大沢たかお)から中央での活躍を後押しされるなどした船津の俊才ぶりを語る。
最初は全く知らなかったので、群馬では「上毛かるた」にあるぐらいのものすごく有名な方なんだというところから始まって、いろいろ調べました。楫取と出会わなくても世に出たであろう優秀な人、土と厳しい自然の中で生きている群馬の人というイメージで作り上げていきました。
どんどん世の中に出て行くわけですから、芯が強くて、自分のやっていることに対する誇りがある方ですね。畑での様子はロケではなくてセットで撮ったのです。からっ風が吹く北関東の雰囲気を、僕の役作りだけではなく、そういうビジュアル面からも作っていただいています。絵作りがうまくできているのじゃないかなと思っています。船津は穴から出てくるのですけれど、その穴の中に農業研究室があったりします。船津の畑と穴蔵にはいろいろな秘密があるという部分は見ていて面白いと思います。変わった人に見えるでしょうが、楫取や美和(井上真央)たちの群馬の中での物語を彩るアクセントになればいいかなと思います。
1年間みんながすでに演じているところに入るのが大変でした。でも船津という人物をすごく粒立ててもらっているので、役としてはインパクトがあります。時代劇も久しぶりでしたし、すごく楽しかったです。
うちの奥さんは大沢さんのことが大好きなので、もっと長ければ撮影を見に来ていたかもしれません(笑)。私が演じる船津はミノムシみたいな格好で出てくるし、県令を演じる大沢さんの方が(圧倒的に)かっこいいので、ますます私の評価が下がるところでした(笑)。良かったです、すぐ終わって。
風が違います。湘南の人は南風で生きているけれど、北関東の人は北風で生きている。厳しいからなんとかしなくちゃと思って、船津のような人が出てくるのだと思いますね。
近いでしょうね。自然には絶対勝てないし、なるべく仲良くしなくちゃいけないけれど、戦わざるを得ない時もあるということが分かっているところとか、僕にもよく分かります。
大河ドラマではコアな英雄だと言われるようになることも多いので、多分そうでしょうね(笑)。
船津のことを知らなくて申し訳ありません。でもイメージを損なわないように一生懸命に頑張ったつもりですので、お許しください。
映画2025年8月21日
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。数々の戦場を潜り抜け、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間を救い、戦後は「復員輸送艦」として外地に取り残された約1万3千人を日本に送り返した。その史実に基づき、太平洋戦争から戦後、さらに現代へとつなが … 続きを読む
映画2025年8月19日
昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む
ドラマ2025年8月17日
TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む
映画2025年8月15日
『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む