エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、長州藩の重臣でありながら松下村塾の活動を支援するも、次第に彼らの暴走を抑えきれなくなる周布政之助を演じている石丸幹二。財政や軍制の改革に腐心した有能な官僚である一方、酒好きが高じて失敗も多い周布の人間的な側面を石丸が語る。
私はほぼ城内のシーンの登場でしたので、何週間かごとに撮影が回ってくるんです。スタジオに入るたびに出演者やスタッフの方々の作品に対する思いがどんどん増していると感じていました。周布の印象的なシーンは、文(井上真央)の結婚式のシーンでしょうか。真央さんの白無垢(むく)姿の場面に立ち会えて良かったです。それと(放送は)まだ先ですが、周布の最期のシーンですね。
あまりないかな。ただ酒が好きなのは大いなる共通点ですね(笑)。演じていて周布は酒と共に生きているんだなと感じましたし、世の中の中間管理職の立場にいる人はあの姿に共感できると思います(笑)。
これはどの演技についてもいえますが、私の場合、参考にするのは他人のではなくて自分の中にあるものです。酔ったからこそ本音を言ってしまうところなどは他人の酔い方を見てもその気持ちは理解できません。理性で抑えているものを外して、わっと本音を言うわけですから。
彼らの姿勢から学ぶものがいっぱいあります。作品に対する興味が旺盛だし、とことんまで調べ尽くしてきますからね。
歯がゆいですよね。周布のやり方は間違いではないと思いますが、それを上回る過激さで彼らは行動し、死んでいきます。
皆さん周布のことよくご存じで、とても好意を寄せていらっしゃると知ってプレッシャーを感じています。期待を裏切らないような役作りをしなければと思いながらカメラの前に立っていました。
着物を着ての所作でしょうか。立ち居振る舞いも含めて。日ごろは(ミュージカルなどで)外国の人物を演じることが多いですからね。
北大路(欣也)さんが演じられている長州藩主の毛利敬親は「そうせい候」と呼ばれ、のらりくらりの人だと思っていましたが、北大路さんご自身は「そうせい(そのようにしろ)」という言葉にきちんと意味を込めながら演じられています。そういう役作りをされているのを見て役者としてすごく勉強になりました。北大路さんは私の目標です。
舞台・ミュージカル2025年3月29日
2024年5月にスタートした、吉田鋼太郎が芸術監督を務める【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】。待望の二作目となる「マクベス」が、藤原竜也を主演に迎え、5月8日から上演される。藤原に初めて挑む「マクベス」への思いや吉田とのクリエイトに … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月28日
「週刊少年ジャンプ」で2020年5月まで連載していた吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』。2020年に初めて舞台化されて以降、シリーズを重ね、4月11日からはシリーズ5作目となる、舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里が上演される。 … 続きを読む
映画2025年3月28日
『BETTER MAN/ベター・マン』(3月28日公開) イギリス北部の街に生まれ、祖母の大きな愛に包まれながら育ったロビー・ウィリアムズ。1990年代初頭にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、ポップスターの道を … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月27日
住野よるの大ヒット小説を原作とした朗読劇「君の膵臓をたべたい」2025が4月5日・6日に上演される。本作は、声優たちの「声」に特化した企画として2022年に初演。主人公の「僕」が病院で偶然拾った本をきっかけに、クラスメートの山内桜良と心を … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月26日
長澤まさみと森山未來が14年ぶりにタッグを組むBunkamura Production 2025「おどる夫婦」が4月10日から開幕する。とある夫婦の約10年間の軌跡を描く本作で、妻・キヌの弟で、普段は屈託がないものの時折情緒が乱れる光也を … 続きを読む