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KAT-TUN(亀梨和也、田口淳之介、上田竜也、中丸雄一)が10日、都内の東京ドームで、「KAT-TUN LIVE 2015 “quarter” in TOKYO DOME」を行った。
ライブは「This is KAT-TUN」というナレーションが会場に響き、4人が「“quarter”MOVING」と名付けられた4分割ムービングステージに乗ってスタート。それぞれのステージが4方向からハイフン(ファン)をイメージした長方形のステージに集結して、会場のセンターに丸型ステージを形成した。メンバーが「最後まで暴れようぜ」などと呼び掛けると観客は大歓声で応えた。
ライブは「Japanesque」「Rock」「Digital」「Shuffle」の異なる4つの世界観をメーンテーマに掲げて行われた。
「Japanesque」では着物風の衣装で扇子、刀などの小物を巧みに使い、KAT-TUN流に和を演出。続く「Rock」では隊列を組むジャニーズJr.を従えた「PHOENIX」、亀梨と上田がギターでも魅せた「STAR RIDER」などを披露。息つく暇もないセットリストに観客のボルテージは上がる一方だ。
MCを挟み、後半の「Digital」のパートでは「COME HERE」、「GIMME LUV」、「LOVE」、「THE D-MOTION」をミックスし、重ねて一つにするマッシュアップで聞かせた他、電飾を付けたグローブでのダンスなどで魅了した。
最後の「Shuffle」では、2014年~15年の自身のカウントダウンコンサートで好評を博した企画「KAT-TUN大忘年会」が復活。他のメンバーのソロ曲をシャッフルで披露するというもので、今回は亀梨のソロ曲「00’00’16」を上田が歌うなど、レアな場面に観客は大喜び。デビュー曲「Real Face」は、「大カラオケ大会だ」と観客と共に歌い、メンバー、観客の双方から笑顔があふれた。
メーンステージには直径9メートルもの「“quarter”VISION」と名付けた4分割可動LED画面が設置され、臨場感あふれる映像を映し出した。また「~VISION」の奥にはX状の階段が設けられており、モニターが割れるような形で出現。演出の幅をさらに広げていた。
「LIPS」や「KISS KISS KISS」などヒットシングルも盛り込みながら、メーンテーマをシンプルに表現。最後のあいさつでは「9年間みんなにすごく支えてもらった。今までいろんなことがあったけど、KAT-TUNは自分の中ですごく大切なものです」と田口が涙ながらに語るなど、4人はそれぞれの言葉でファンへの感謝を口にした。
歓声に押され2回のアンコールに応えたメンバーは、最後に手をつなぎ、観客と声を合わせて「We are KAT-TUN!」とコール。4人は客席に向かって深々と頭を下げた。
中丸は「(デビュー)10年は一つのポイント。いろんなことがあったグループではありますが、ネガティブな気持ちはない」と胸を張り、笑顔で公演を締めくくった。