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【週末映画コラム】奇想天外、摩訶不思議な世界が展開する『憐れみの3章』/『ビートルジュース ビートルジュース』

ほぼ週刊映画コラム2024年9月26日

『憐れみの3章』(9月27日公開)  上司から選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女という3つの奇想天外な・・・続きを読む

【週末映画コラム】もしこの映画がアカデミー賞の作品賞を得たら…『哀れなるものたち』/孤独なタクシー運転手と難民の少年の交流を描いた『白日青春 生きてこそ』

ほぼ週刊映画コラム2024年1月25日

『哀れなるものたち』(1月26日公開)  世をはかなんだベラ(エマ・ストーン)は、橋上から川に飛び込んで自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)によって、おなかの中にいた胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。 ・・・続きを読む

くせ者監督が雑誌の記事の映像化を実現させた『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』【映画コラム】

ほぼ週刊映画コラム2022年1月26日

 くせ者監督ウェス・アンダーソンが、雑誌『ニューヨーカー』にインスパイアされ、雑誌の記事の映像化を目指して、一つのレポートと三つのストーリーから成る、一種のオムニバス映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を作り上げた。・・・続きを読む

新年早々、超現実の世界に浸る『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』「ジョン・カーペンターレトロスペクティブ2022」【映画コラム】

ほぼ週刊映画コラム2022年1月5日

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』  前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)のラストから始まる、“ホームシリーズ”三部作の完結編『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、1月7日から全国公開される。  三部作を通して監督ジョン・・・・続きを読む

【映画コラム】くしくも実現した“マン対決”『ファースト・マン』と『アクアマン』

ほぼ週刊映画コラム2019年2月9日

 まずは、人類史上初めて月面に立った男、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)を主人公に、デイミアン・チャゼル監督が、米宇宙計画の裏側を描いた『ファースト・マン』から。  本作の舞台となる1960年代は、まだ携帯電話もパソコンもなかった時代。・・・続きを読む

【映画コラム】演者の異なる古典劇を見るような楽しみがある『オリエント急行殺人事件』

ほぼ週刊映画コラム2017年12月2日

 「ミステリーの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティが、1934年に発表した名作推理小説を再映画化した『オリエント急行殺人事件』が12月8日から公開される。  トルコのイスタンブールを出発し、フランスのカレーへと向かう豪華寝台列車内で起こった密室殺人の謎を、・・・続きを読む

【映画コラム】絶望ではなく希望を感じさせる『きっと、星のせいじゃない。』

ほぼ週刊映画コラム2015年2月21日

 全米で大ヒットを記録した青春映画『きっと、星のせいじゃない。』が20日から公開された。  17歳のヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)は末期のがん患者。今は奇跡的に薬が効き小康状態にあるが、学校にも行けず、友だちもなく、酸素ボンベが手放せない。ある日ヘイ・・・続きを読む

【映画コラム】上質なミステリーが堪能できる『誰よりも狙われた男』

ほぼ週刊映画コラム2014年10月25日

 今年2月に急逝したフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となったスパイ映画『誰よりも狙われた男』が公開中だ。  舞台はドイツの港湾都市ハンブルク。小さなテロ対策スパイチームのリーダー、バッハマン(ホフマン)は、悪の根本をつぶすために、長期的な視野に立っ・・・続きを読む

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