教師役の新垣結衣が“卒業式”で生徒に祝辞 「あなたたちから“一人じゃない”と教わった」

2015年2月28日 / 18:25

 (前列左から)桐谷健太、新垣結衣、木村文乃、三木孝浩監督、(後列)合唱部員を演じた生徒たち

 映画『くちびるに歌を』の初日舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、出演者の新垣結衣、木村文乃、桐谷健太ほかが登壇した。

 本作は、長崎県、五島列島の中学校を舞台に、帰郷して音楽の臨時教員となった元ピアニストの柏木(新垣)と合唱部の生徒たちの心の交流を描く。

 この日は、劇中で合唱部員を演じた12人のキャストに、新垣がサプライズ“卒業式”として、一人一人に祝辞を送った。

 「これからの長い人生、楽しいこと、苦しいことがたくさんあるでしょう。そんな時も“くちびるに歌を”持って歩き続けましょう」と語った新垣は「私たちは一人じゃない。これはあなたたちに教わったとても簡単でとても大切なことです」と笑顔を見せ、部長役の恒松祐里に卒業証書を授与した。

 恒松は「歌の授業しか受けてないのに卒業しちゃっていいのかな」と笑いを誘ったが、「この1年間はすごく楽しかった。これからもこの経験を自信にして頑張っていきたいと思う」と語り、目に涙を浮かべた。

 最後に新垣は「私も、最初は“王道の青春映画”なのかなと思っていたけど全然そうじゃなかった。初めてのこともあり、いろいろと悩むこともあったけど、三木(孝浩)監督の言葉通り『一歩前に出る勇気を与えられる映画』になったと思う」と胸を張った。

 さらに「私も今後何かつらいことがあったら、この映画を見て生徒たちの歌声に勇気をもらって前に進んでいきたいし、皆さんにとってもそういう作品になれば」と語った。


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