尾上菊五郎が弔辞で三津五郎さんの思い出語る  檀れいは最後のやりとりを振り返り涙

2015年2月25日 / 19:51

(左から)長女・菜生さん、坂東巳之助、次女・幸奈さん

 21日に膵臓(すいぞう)がんのため59歳で死去した歌舞伎俳優坂東三津五郎さんの葬儀・告別式が25日午後、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

 弔辞を読んだ尾上菊五郎は、ひと月前に「病状の経過やこれからの仕事の話がしたい」と申し出た三津五郎さんの自宅で会ったのが最後だったと明かし、「夏からは舞台に完全に復帰したいと前向きな言葉をもらって、肺に転移したとのことだったので風邪をひかないでねと玄関で別れたのが最期になってしまいました」と早過ぎる死を悔やんだ。

 三津五郎さんに呼び掛けるように「きみは趣味も多く、お城好きで自分の番組まで持っていたようで。『姫路城が好きだ』『彦根城が好きだ』と言っていたけど、ホステス嬢もキャバクラ嬢も好きでした。向こうの世界のネオン街でもいい店を探しておいてください。私が行ったらいい店を紹介してください。ありがとう」とユーモアを交えて見送った。

 喪主を務めた三津五郎さんの長男・巳之助については「立派な役者にしてみせます。そして大和屋を背負っていってほしいと思う」と後押しした。巳之助は喪主あいさつで「まだまだ若輩者、未熟者の私が言うのは生意気ですが、父の芸は誰にでもできるような小さな努力を誰にもまねできないほど膨大に積み重ねた、ひとつの究極の形だったと思います」と尊敬の意を表した。

涙ながらに思い出を語った檀れい

 また、参列した檀れいは報道陣の取材に応じ、「映画デビューの時に何も分からない私に優しい笑顔で声を掛けてくれて、まだまだ何も知らない私にまで心遣いをしてくださる優しい方でした」と故人を偲んだ。最後に会ったのは去年の8月、歌舞伎公演の前に楽屋で話したと明かし、「開演前なのに話が止まらず、そろそろお時間ですと言うと『まあいいじゃないか』と。その笑顔が忘れられません」と涙ながらに思い出を語った。


芸能ニュースNEWS

「コーチ」「益山班にパワーアップして帰っきてほしい」「いやー、唐沢寿明やっぱすげえわ」

ドラマ2025年12月13日

 「コーチ」(テレビ東京系)の第9話(最終話)が、12日に放送された。  本作は、堂場瞬一氏の同名小説をドラマ化。警視庁人事二課から派遣された特命職員向井光太郎(唐沢寿明)の的確なアドバイスによって、悩みを抱えた若手刑事たちが刑事としても人 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まるで『鎌倉殿の13人』と同じような黒い話になってきた」「最終回は、蓬莱くん(神木隆之介)が何か仕掛けるのか」

ドラマ2025年12月11日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第10話が、10日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超 … 続きを読む

「スクープのたまご」最終章 “謎のサングラス男”の正体が判明 「黒幕感がすごい」「面白い展開になってきた」

ドラマ2025年12月10日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第10話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、若き新人記者 … 続きを読む

「娘の命」優奈の夫“明彦”内藤秀一郎の裏切りが判明 「沙織がヤバ過ぎる」「田中笑太郎くんが出てきてびっくり」

ドラマ2025年12月10日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」最終話 “勝男”竹内涼真と“鮎美”夏帆の結末に反響 「勝男ロス過ぎる」「スペシャルドラマに期待」

ドラマ2025年12月10日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の最終話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

Willfriends

page top