小林薫「大吉を引き当てた思い」 『深夜食堂』初日大入りに喜び

2015年1月31日 / 13:51

 (左から)松岡錠司監督、オダギリジョー、柄本時生、高岡早紀、小林薫、多部未華子、筒井道隆、菊池亜希子

 映画『深夜食堂』の初日舞台あいさつが31日、東京都内で行われ、出演者の小林薫、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、筒井道隆、菊池亜希子、オダギリジョー、松岡錠司監督ほかが出席した。

 本作は、繁華街の片隅にある小さな食堂“めしや”を舞台に、訪れる客の悲喜こもごもを描くドラマを映画化したもの。

 “めしや”のマスターを演じた小林は、満席の客席を見渡しながら「『深夜食堂』にとっては今日が元旦のようなもの。お客さんに入っていただけたら大吉、入りが少なかったら凶かなぐらいに思っていたけど、こんなに入っていただいて大吉を引き当てた思いです」と笑顔で感謝を述べた。

 また本作の内容にちなみ、人生の中での思い出深い“めし”を聞かれた小林は「納豆の中にモロヘイヤやオクラ、芽昆布など粘り気のあるものをぶち込んだ“五色納豆”に凝ったことがある」と回答した。

 続けて「北海道の知り合いの牧場で、朝それを用意してもらった。その方は納豆が大の苦手だったけど『五色納豆だったら食べられる』と言って食べてくれた。でも、奥さんが『小林さんの納豆なら食べられるの?』ってへそを曲げちゃって。しばらくしてその方たちは離婚しちゃいました」と驚きのエピソードを披露した。

 どよめく会場に「あんまりいいことできなかったのかな…」と苦笑いを浮かべた小林は「その方は、後に幸せな再婚をされています」と付け加え、笑いを誘った。


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