朝倉あきが、かぐや姫の声を担当  高畑勳監督、14年ぶりの新作がベールを脱ぐ

2013年9月17日 / 19:07

(左から)西村義明プロデューサー、朝倉あき、鈴木敏夫プロデューサー

 映画『かぐや姫の物語』の中間報告会見が17日、東京都内で行われ、かぐや姫の声優を務める女優の朝倉あき、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、西村義明プロデューサーが登場した。

 本作は、日本最古の文学「竹取物語」をベースにしたオリジナル作品で高畑勳監督の14年ぶりの新作となる。

 会見の冒頭で鈴木プロデューサーは「宮崎は毎日会社に来てぶらぶらしております」と先日、引退を発表した宮崎駿監督の近況を報告した。

 今回、オーディションで選ばれた朝倉は、西村プロデューサーから「高畑監督が『最近の女優さんは受け身の声が多いけど、彼女の声はわがまま。自分の意思を持っている人だ』と言っていた」と初めて選考の理由を聞かされ、「アフレコをする前に聞きたかった。実際は自己主張が苦手です」と苦笑した。

 朝倉は「高畑監督からは『悲しみ方が良かった』と言われました。最初はぴんとこなかったけど、今は少し分かる気がする」と語り、「かぐや姫の、まるで結婚に興味がないという声は難しかったけど、かっこいいと思った」とアフレコを振り返った。

 また「小さいころから大好きだったジブリの作品に出させていただいて幸せだという気持ちを持ちながら、自分の全てを注ぎ込んでいきたいと思います」と語り、気を引き締めた。

 朝倉は最後に、本作が遺作となった、かぐや姫の育ての親の翁(おきな)役の故地井武男さんについて「とにかく温かい人でした。全部包み込んでくれた。気持ちを緩めてくれるような、コロコロした明るさもあって。演技に懸ける意気込みを肌で感じて、本当に一瞬でもご一緒できてよかった。一瞬一瞬がうれしかった」と語った。

 映画は11月23日から全国ロードショー。


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