錦織一清、つかこうへいの名作を演出 「“サビ抜きのすし”になるのは嫌だった」

2013年7月12日 / 16:13

 女性警官を演じる黒谷友香

 舞台「熱海殺人事件」の公開舞台稽古が12日、東京都内で行われ、演出・出演の錦織一清、出演者の戸塚祥太(A.B.C-Z)、黒谷友香、逆木圭一郎が取材に応じた。

 本作は、劇作家の故つかこうへい氏の代表的作品。今回は錦織が部長刑事・木村伝兵衛を演じながら演出も担当。戸塚は恋人を殺した大山金太郎を演じる。

 錦織は「演出をやることで、この作品と初めて向き合った気がする。出演していたときは、自分はつかさんに甘えっ放しだった。つかさんは苦労して舞台を作っていたんだなとしみじみ感じる」とコメント。また「久しぶりに“つか芝居”のせりふをしゃべると、つかさんが生き返ったような感じがする」と感慨深げに語った。

 “錦織バージョン”の見せ場について問われると「“つかさんだったらここでこういうことを考えたかな”ということを追い掛けながら作った。僕の付け足したところが際立つのでなく(舞台に)うまく溶け込んでいたらいいなと思う」と答えた。

 一方、戸塚は「錦織さんと同じ舞台に立てることがすっごくうれしくて眠れなかった。次の日に遠足を控えた小学生のような気持ちで3日前から“始まるぞ~!”と心が高ぶって。とにかく楽しみ」と気合十分。錦織の演出については「とことん楽しいし真面目。すべてが振り切っていて、全部詰まっている感じ」と興奮気味に語った。

 また、黒谷と逆木から“楽しい演出ぶり”を明かされた錦織は「言われ過ぎですね」と照れ笑いを浮かべ「つかさんの演出における“ふざけ方”は僕よりずっと面白かったし、僕はニュアンス程度」と謙遜しながらも「“サビ抜きのすし”みたいになるのが嫌だった。なんかピリッとした遊び方も大切にしました」と思いを語った。

 先日、少年隊の東山紀之に第2子が誕生したことから「錦織さんは恋の話はまだ遠そう?」の質問も。錦織は「まだどっかに(相手が)いるかもしれないですからね。まだ分からないですから」と煙に巻いた。

 舞台は12日~21日、都内・サンシャイン劇場、26日~28日、京都四條 南座で上演。


芸能ニュースNEWS

井上芳雄主演のミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」が3年ぶり再演

舞台・ミュージカル2025年9月16日

  二人きりで織りなす愛と感動の物語が、あの“あしながおじさん”のストーリーが、3年ぶりに待望の再演。   12月12日(金)~2026年1月2日(金)まで、東京・日比谷のシアタークリエで上演するミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」。 … 続きを読む

「ぼくほし」“健治”磯村勇斗が逮捕された生徒を救う 「人ひとりの人生を救ったことはすごい」「斎藤さんの手紙に泣いた」

ドラマ2025年9月16日

 磯村勇斗が主演するドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が、15日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  希望する大学への推薦が決まった斎藤(南琴奈)が学校を休んでいると知った鷹野(日高由起 … 続きを読む

武田梨奈、主演のアクション映画で主題歌担当の片寄涼太に「片寄さんも出ていただければ」『By 6 am 夜が明ける前に』完成披露試写会

映画2025年9月16日

 9月15日、東京都内で『By 6 am 夜が明ける前に』完成披露試写会が行われ、主演の武⽥梨奈のほか、出演者の萩原聖⼈、平埜⽣成、辻千恵、丸本凛、向井宗敏監督が上映後の舞台あいさつに駆け付け登壇。スペシャルゲストとして主題歌を担当した⽚寄 … 続きを読む

「奪い愛、真夏」最終回 “真夏”松本まりかに地獄の展開が押し寄せる 「最後がサプライズ過ぎる」「シリーズの歴史を感じた」

ドラマ2025年9月16日

 松本まりかが主演するドラマ「奪い愛、真夏」(テレビ朝日系)の最終話が、12日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  森の工房で再び落ち合い、禁断の愛を貫き通すことを誓い合った海野真夏(松本)と空知時夢(安田顕)。しかし、手錠で拘束 … 続きを読む

「ぼくほし」“斎藤”南琴奈、第10話で巻き込まれるある事件 「斎藤さんと先生たちの絆や信頼関係に注目して」

ドラマ2025年9月15日

 磯村勇斗が主演するドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(カンテレ・フジテレビ系)に斎藤瑞穂役で出演中の南琴奈が第10話放送を前に取材に応じた。  南が演じる斎藤は、生徒会副会長を務める天文部の生徒。第1話では、新しく導入された制服の … 続きを読む

Willfriends

page top