黒木華がベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞 「山田監督のおかげです」

2014年2月17日 / 15:41

 着物姿で受賞の喜びを語った黒木華 (C) JEAN-LOUIS TORNATO

 第64回ベルリン国際映画祭の授賞式が現地時間15日(日本時間16日)に行われ、コンペティション部門に出品されていた山田洋次監督の『小さいおうち』に出演した黒木華が最優秀女優賞に当たる銀熊賞を受賞した。

 日本人女優としては4人目で最年少での受賞となった黒木は「グーテン・アーベント。こんばんは。まさかこの場に立てるとは思っていなかったのでドイツ語をもう少し勉強していればよかったと後悔しております。この場に立てるのは、本当にこんなに素晴らしい映画を作ってくださった山田監督のおかげです。とても感謝しています。皆さんにこの映画を気に入ってもらえたと思うとすごくうれしいです。映画に関わった皆さんに伝えようと思います。本当にありがとうございました。フィーレン・ダンク」とあいさつした。

 会見では山田組の撮影現場について「すごく刺激的な現場でした。監督は、ずっとチャレンジし続けていて、若々しくて、すてきな方です。そんな監督を見ていると私ももっと付いていかなきゃ、という気持ちで毎日楽しかったです」と語った。

 また演じたタキについては「私もタキちゃんのように静かにそこにいる人だと思うので、そこは似ているかなと思います。でも、あんなに女性的にいられるかなと思うと、ちょっといられないかなとも思いますね。素晴らしい日本の女性ですよね」と語った。


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