米アカデミー賞『オッペンハイマー』が作品、監督、主演男優、助演男優ほか7部門で受賞 主演女優賞は『哀れなるものたち』のエマ・ストーン

2024年3月11日 / 14:22

 第96回アカデミー賞(2024)授賞式が3月10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われ、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者を描いた『オッペンハイマー』が、作品賞、監督賞(クリストファー・ノーラン)、主演男優賞(キリアン・マーフィー)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)のほか、計7部門で受賞した。

 オッペンハイマーを演じたマーフィーは、「ノーラン監督やチームのおかげでワイルドでクリエーティブな旅に出ることができました」と感謝を述べ、「アイルランド人であることを誇りに思う。和平を構築するためにこの賞をささげたい」と結んだ。

 オッペンハイマーと対立する原子力委員会議長のストロースを演じたダウニー・Jr.は、「私の獣医=妻のスーザンに感謝します。うなり声をあげる動物のようだった私を見つけ、生き返らせてくれました。だから、私は今ここにいるのです」とスピーチ。

助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)(写真:AFPアフロ)

 ノーラン監督は、「この作品の可能性に気付いてくれてありがとう。映画の歴史には100年にわたってさまざまなことがありました。その旅は今後どこに導かれていくのは分かりませんが、その一翼を担えたことに感謝しています」と語った。

監督賞クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)(写真:AFPアフロ)

 一方、主演女優賞は『哀れなるものたち』で、天才外科医によって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生したベラを演じたエマ・ストーン。『ラ・ラ・ランド』(17)に続き、2度目の受賞となった。

 ストーンは、「ヨルゴス(・ランティモス監督)から言われたのは自分を客観的に見なさいということ。映画作りはみんなが集って作る総合芸術。人が集まって素晴らしい作品を作り上げることが映画の良さ。だから、関わった全ての皆さまにありがとうと言いたいです」と感謝の言葉を述べた。

主演女優賞エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)(C)Getty Images

 助演女優賞は『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』で息子をベトナム戦争で亡くした寄宿舎の料理長を演じたダバイン・ジョイ・ランドルフが受賞。

 ランドルフは、「私はいつもほかの人とは異なる存在になりたいと思っていましたが、今は私らしくいればいいと気付きました。私のことを見てくださってありがとう」と述べた。

助演女優賞ダバイン・ジョイ・ランドルフ(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)(写真:AFPアフロ)

「生中継!第96回アカデミー賞授賞式」

<字幕版>3月11日(月)午後9時~[WOWOWプライム] [WOWOWオンデマンド]

WOWOWオンデマンドでは3月19日(火)午後11時59分までアーカイブ配信。

 


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