市川團十郎、篠山紀信氏の訃報にコメント 「私の中で先生が生き続けられるように」

2024年1月5日 / 15:30

(左から)市川新之助、市川團十郎、市川ぼたん

 新橋演舞場1月 初春歌舞伎公演「平家女護嶋 平家女護嶋 -SANEMORI PART II-」囲み取材&公開舞台稽古が5日、東京都内で行われ、出演者の市川團十郎、市川ぼたん、市川新之助が登壇した。

 本公演は、没後300年を迎える近松門左衛門の傑作「平家女護嶋」を新たな解釈と演出で練り直した作品。さらに、團十郎とぼたんは父・実盛と娘・ひな鶴、團十郎と新之助は母・常盤御前と息子・牛若丸と、舞台の上でもそれぞれ親子役を勤める。

 團十郎は、「11回目になりますが、ここ新橋演舞場でお正月を迎えるのは私としても年中行事なので、慣れることなく、新しい気持ちで舞台に立ちたいという決意を決める新年最初の舞台です。私としても大事に舞台に向かいたいと思うお正月です」と公演への思いを語った。

 また、團十郎は、1日に発生した能登半島地震について「北陸は旅巡業でもお伺いしてますし、お友達も知り合いもたくさんいます。小松は父の十二代目の團十郎からご縁が深いところです。そこであんなにも大きなことが元旦に起きるというのは衝撃的でした。心からお見舞い申し上げます。自分は何ができるかということを仲間たちと話して、やれることを模索しています」と思いを寄せた。

 さらに、4日に逝去した写真家・篠山紀信さんとの交流も深い團十郎は、「とてもかわいがってもらって、若い時から連れ回してくださって、本当に仲よかったんです。プライベートも仕事も」と在りし日を振り返り、「一番写真を多く撮ってくださっているのが巨匠です。巨匠はカメラマンとはどういうものかを明確に持っていましたが、それを人には喋らず、そこで作っていく姿で学べという人だった。私はカメラマンではありませんが、それを歌舞伎の方でも生かせるように、私の中で先生が生き続けられるよう、思い出しながら、しのびながらいたいなと思います」とコメントした。

 公演は、1月6日〜25日に都内・新橋演舞場で上演。


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top