稲垣吾郎主演『窓辺にて』がTIFFで観客賞を受賞 今泉力哉監督「見過ごされるような小さな問題を描き続けたい」

2022年11月2日 / 21:15

 「第35回東京国際映画祭(TIFF)」のクロージングセレモニーが2日、東京都内で行われ、コンペティション部門の「観客賞」を受賞した『窓辺にて』の今泉力哉監督が登壇した。

 本作は、妻の不倫を知りながらも、何も感じなかったことがショックだったという、“正直過ぎる男”の物語。悩みを抱く主人公のフリーライターを稲垣吾郎が演じた。

 受賞トロフィーを手にした今泉監督は「このような光栄な賞を頂きありがとうございます」と喜びを語った。

 続けて、「私は、すごく個人的な小さな悩み、特に恋愛映画をずっと作り続けてきて…。世界には戦争やジェンダーの問題など、さまざまな問題がある中で、本当に小さな小さな、取るに足らないような悩みなどを、恋愛を通じて、またコメディー的なことも含めて描こうと、今までやってきました」と語った。

 そして、「どうしても、映画に限らず、小説などは大きな問題を取り上げ、それについて語る側面があると思うのですが、自分は主人公が受動的だったり、見過ごされるような小さな問題を描き続けたいと思っております」と心境を語った。

 主演の稲垣は、先月末に新型コロナウイルスに感染し、現在は自宅療養中。今泉監督は「稲垣さんは、公開初日(4日)にも大事をとって(舞台あいさつに)登壇できない状況です」と説明。

 「まだまだコロナや、世界にはいろんな問題がありますが、全てをネガティブに捉えるのでなく、そこにある小さな喜びとか、自分なりにできることを、これからも考えていきたいと思います」と話した。

 また、同映画祭で、コンペティション部門の審査委員を務めたシム・ウンギョンは「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」のプレゼンターとして登場。

 受賞者の発表の前に、「10月29日に発生した梨泰院の雑踏事故に心から哀悼の意を表します。謹んで故人のご冥福をお祈り致します」と話した。

 本映画祭の最高賞となる「東京グランプリ」は、閉鎖社会で起こる“よそ者”に対する反発とその顛末(てんまつ)を描いた、スペイン・フランスの合作映画『ザ・ビースト』(ロドリゴ・ソロゴイェン監督)が受賞。併せて、最優秀監督賞、最優秀男優賞(ドゥニ・メノーシェ)も受賞し、3冠に輝いた。


芸能ニュースNEWS

『DIGGER/ディガー』来日記者会見 トム・クルーズ「せりふを覚えることは一番簡単な部分」

映画2026年10月5日

 映画『DIGGER/ディガー』(10月9日公開)の来日記者会見が5日、東京都内で行われ、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が登壇した。  本作は、石油採掘会社のCEO、大金持ちでごう慢な権力者・ディガーが、欲深い行動 … 続きを読む

日曜劇場「VIVANT」「リュウは一体何者なんだ?」「予告は信用しない。必ず裏をついてくるから」

ドラマ2026年10月5日

 「VIVANT」(TBS系)の第19話が4日に放送された。  本作は、2023年夏、日本中を熱狂させたドラマの続編。乃木憂助(堺雅人)の冒険には、まだ続きがあった。前作のラストシーンから直結する物語。“世界を巻き込む大きな渦”が、ついに別 … 続きを読む

与田祐希、“スパルタ恋愛レッスン”は「勉強になります」 野村周平「こんなに脱ぐことはない。僕の肉体美を楽しみにして」

ドラマ2026年9月30日

 ドラマ「溺愛カレシの作り方 ~セから本命になる女の子の話~」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の与田祐希と野村周平が登場した。  本作は、ざくざくろ氏の同名作品が原作。思わせぶりな態度で翻弄(ほんろう)する同僚・綿貫圭介(野村)に片思い … 続きを読む

「GTO」最終回 反町隆史&松嶋菜々子が夫婦共演「自宅でもラブラブなのかな」 「小栗旬ら元教え子が最高」「理事長が出て来たのが泣けた」

ドラマ2026年9月29日

 反町隆史が主演するドラマ「GTO」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、28日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、1998年に放送され学園ドラマ「GTO」が28年ぶりに連続ドラマとして復活。50代になった“GTO(グレ … 続きを読む

「ブラッサム」主題歌担当のYOASOBI「皆さんの背中を押すような歌になっていたら」

ドラマ2026年9月28日

 ついにNHKで放送開始となった2026年後期連続テレビ小説「ブラッサム」。明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした主人公・葉野珠(石橋静河)が、苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人々の … 続きを読む

page top