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中村獅童、息子の陽喜くんは「ライバル」 「僕の方が子どもみたい」

(左から)初音ミク、小川陽喜、中村獅童 (C)エンタメOVO

 「超歌舞伎 2022 Powered by NTT」取材会が6日、東京都内で行われ、出演者の中村獅童、小川陽喜、澤村國矢が登壇した。

 「超歌舞伎」は、2016年の「ニコニコ超会議」で誕生した、獅童とバーチャルシンガーの初音ミクによる新しい歌舞伎公演。

 古典歌舞伎と最新技術を融合させ、観客はペンライトを振って参加するなど、舞台と客席が一体となったライブ会場さながらの公演を行ってきた。今回は、これまで公演を行っていた「ニコニコ超会議」の会場を飛び出し、全国4カ所で上演される。

 今回の公演には、獅童の長男で、22年1月に初お目見得したばかりの陽喜くんも一部公演に参加する。

 登壇した陽喜くんは、ハキハキした声で「よろしくお願いします」とあいさつすると、記者の質問に答える形で、「(演じるのは、金輪小五郎)陽国です。(今回の公演は)楽しみです」と公演への思いを語った。

 獅童は、時折、陽喜くんを気に掛けながらも、「夏休み返上で頑張ってもらいますが、(自分にとっては)ライバルです。宣伝でバラエティー番組にも親子で出演させていただいていますが、カメラが陽喜の方ばかり向いていて、映してもらえないので、ちょっと腹が立っています」と冗談めかして笑わせた。

 さらに、獅童は、陽喜くんのすごいところを聞かれると、「どんどん僕に立ち向かってくるところ」と回答。

 そして、「僕も大人気ないので、本気でけんかをするときがあります。ヒーローものの主人公はだいたい赤ですが、赤い役の取り合いになるんです。それで何回か陽喜を泣かせています。でも、陽喜はけんかをしても絶対に『パパと寝る』って僕のベッドにくるんです。そこはすごい。僕は泣かせた後もふてくされているから、(陽喜くんが)先に『ごめんね』って謝ってくれる。僕の方が子どもみたいで悔しい」とエピソードを披露した。

 舞台は、8月21日~9月3日、都内・新橋演舞場ほか、福岡、名古屋、京都で上演。

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