井上芳雄「僕の王子役の集大成」 伊藤沙莉、4年ぶり舞台に「吐きそう」

2021年6月16日 / 04:15

「首切り王子」のトルを演じる井上芳雄

 パルコ・プロデュース2021「首切り王子と愚かな女」公開舞台稽古と取材会が15日、東京都内で行われ、出演者の井上芳雄、伊藤沙莉、若村麻由美ほかが登壇した。

 本作は、反乱分子の首を次々に切り落とし「首切り王子」として恐れられている男・トルと、彼と運命的に出会う「愚かな女」ヴィリをめぐるダークファンタジー。

 トルを演じる井上は、開幕を直前に控え、「初日はいつもドキドキするものですが、こういう状況の中でとにかく今日までこぎ着けて、一人も欠けることなく今日の日を迎えられたことが一番うれしく思います。完全な新作なので、早く見てもらいたいです」とあいさつした。

 一方、ヴィリを演じる伊藤は「舞台は4年ぶりなので、シンプルに吐きそう」と本音を吐露して会場を笑わせた。また「この作品は、とても大切な作品で、大好きなので、たくさんの人に見ていただきたいです。この時代、このご時世だからこそ、たくさんのファンの方に届いてほしいので、精いっぱい頑張ります」と意気込みを語った。

 「ミュージカル界のプリンス」とも呼ばれる井上だが、「もう最近は王子役のオファーも来ないので、久しぶりの王子役」と冗談めかして話した。

 本作で演じるのは、王子とはいえ「首切り王子」と呼ばれる役どころ。「これこそ王子なんじゃないかなと思うので、僕の王子役の集大成という気持ちで演じられると思います」と語った。

 舞台は、6月15日~7月4日に、都内・PARCO劇場ほか大阪、広島、福岡で上演。

(左から)演出の蓬莱竜太氏、伊藤沙莉、井上芳雄、若村麻由美

 


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