シム・ウンギョン“初の日本映画”への思いを語る 「この作品がなかったら、今の自分はいない」

2021年4月9日 / 17:45

(左から)シム・ウンギョン、富司純子、鈴木京香

 映画『椿の庭』初日舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者の富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香と上田義彦監督が登壇した。

 本作は、四季折々の自然とともに親子3世代の心の絆を描いた物語。夫が亡くなった後も長年住み続ける家を守る絹子を富司、絹子の娘の忘れ形見である孫娘の渚をウンギョン、絹子のもう1人の娘・陶子を鈴木が演じた。

 14年ぶりの主演となった富司は「上田監督が本当に美しく繊細な映像で撮ってくださいました。私の最後の宝物になるんじゃないかな、と思うぐらいうれしい映画です」と語った。

 続けて、「孫のウンギョンさん、娘の京香さんとは本当の家族のように感じられて、本当に幸せな時間でした」と撮影を振り返り、「女優として、この作品に出会えたことに感謝です」と語った。

 『新聞記者』、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、出演した日本映画がすでに公開されているウンギョンだが、撮影は本作の方が先だった。

 ウンギョンは「私には初めての日本映画の現場でした。この作品がなかったら、今の自分はいないと思っております」と語り、「現場で、渚の気持ちをゆっくり感じながら撮った作品なので、演技はノープランで臨みました。ドキュメンタリーなのか、お芝居なのか、その曖昧なところを見せられたらと思いながらやっていました」と振り返った。

 鈴木は「富司さんは特に憧れていた女優さん。旦那様が愛していたいすに座ってくつろいでいる姿など、どこを切り取っても一幅の絵のようで。どうすればこんなに美しいたたずまいでいられるのか、分かる人がいたら教えてほしいぐらい」と語り、ウンギョンには「新しい世界に飛び込んでくる姿が渚と重なって、切ないぐらいにきれいでした」と賛辞を贈った。


芸能ニュースNEWS

サイボーグ戦士たちの雄姿を再び 舞台「サイボーグ009」第2弾今秋上演

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 サイボーグ戦士たちのあの雄姿が、激しい戦いが、舞台に再び帰ってくる。舞台「サイボーグ009」第2弾の今秋上演が決定した。  半世紀を超えても今なお愛され続けている石ノ森章太郎によるSF漫画作品『サイボーグ009』。 昨年5月には、“誕生6 … 続きを読む

ヨーロッパ企画の名作「サマータイムマシン・ブルース」を川﨑皇輝、元木湧、安嶋秀生ら東西ジュニア7人の出演で今秋上演

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 上田誠・作、ヨーロッパ企画の名作「サマータイムマシン・ブルース」を、今秋10月~11月にかけて、東京・愛知・大阪の3都市で上演することが決定した。 「サマータイムマシン・ブルース」は、ヨーロッパ企画の第8回公演として2001年8月の初演以 … 続きを読む

「しあわせな結婚」「振り回される阿部サダヲを見るのが木曜日のひそかな楽しみになりそう」「こういう人物を違和感なく演じられる松たか子はすごい」

ドラマ2025年7月18日

 「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第1話が、17日に放送された。  本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。 … 続きを読む

「愛の、がっこう。」“カヲル”ラウールの告白に視聴者反応 「ディスレクシアという言葉を初めて知った」

ドラマ2025年7月18日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第2話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む

稲垣吾郎、魔法修行は「大変だった」 ハリー・ポッター役に「人間味あるハリーを演じられたら」

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」会見取材が16日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われ、出演者の稲垣吾郎、平岡祐太、大貫勇輔、市村正親が登壇した。  本作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・テ … 続きを読む

Willfriends

page top