松重豊ら『バイプレイヤーズ』初日に感慨 「おちゃめな大杉さんがスクリーン裏で待機してそう」

2021年4月10日 / 06:20

(左から)田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一

 映画『バイプレイヤーズ』初日舞台あいさつイベントが9日、東京都内で行われ、出演者の田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那と松居大悟監督が登壇した。

 本作は、豪華なバイプレーヤー(名脇役)たちが実名で出演するテレビ東京の人気ドラマの劇場版。今回は、若手、ベテランを含めた約100人のバイプレーヤーが集結した。

 テレビドラマの第2シリーズの撮影中に、中心メンバーだった大杉漣さんが急逝した。田口は「初日を迎え、感慨深いです。前に並んでいるおっさん4人のリーダーは大杉漣さん。きっとこの日を漣さんも喜んでいると思います」とあいさつした。

 光石は「今回出演した俳優100人は、みんな大杉さんの遺志を継いでこの映画に出ております。どうか皆さん、宣伝してやってください」と呼び掛けた。

 松重は「漣さんがいなくなって3年たつのですが、まだちょっと信じられない気持ち。お葬式のときですら、祭壇の裏から『いやあ、みんな驚かしてごめんね』と出てくるんじゃないかとずっと思っていた」とコメントした。

 続けて「今日も、みんなを驚かせてやろうとスクリーン裏でおちゃめな大杉さんが待機しているような感覚がずっと抜けない」と明かし、「その魂が届けばいいな」と語った。

 遠藤は、30代の頃に光石と共に出演した低予算映画について触れた。「公開初日、単館系でお客さんがたったの4人でした。うちらバイプレーヤーと呼ばれる人間は、過去に何かしら傷を持っている。それを考えると、こんなにきれいな劇場で、これだけのお客さんに来てもらえて本当に幸せです。漣さんもそれなりに傷つきながら頑張って生きてきた人。今『バイプレイヤーズ』がこうなったのを見てびっくりしていると思う」と語った。


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」最終回 連続不審死事件の犯人が明らかに 「週刊誌の印象が変わった」「『週刊千石』の面々に会えないのは寂しい」

ドラマ2025年12月24日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、若き新人記者 … 続きを読む

「娘の命」最終話で“衝撃の事実”が判明 「タイトルをくつがえす展開」「沙織が最後まで強くてMVP」

ドラマ2025年12月24日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「樹(草なぎ剛)の優しさが全部包んでいった」「陸くんのその後が気になった」

ドラマ2025年12月23日

 「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話(最終話)が、22日に放送された。  本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社 … 続きを読む

天海祐希が「劇場版キントリ」出演の2人に生取り調べ! 佐々木蔵之介「天海さんはいつも頼もしい」石丸幹二「撮影が終わったとき、発熱」『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』カウントダウンイベント

映画2025年12月23日

 12月22日、東京都内の六本木ヒルズアリーナで、12月26日から公開となる『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』カウントダウンイベントが行われ、出演者の天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向 … 続きを読む

2026年ボートレース新CM発表会 マチダ教官役の町田啓太「ボートレースに関わる全ての方々が、本当に高い熱量を持って取り組まれていることを肌で感じています」

2025年12月22日

 2026年ボートレース新CM発表会が、22日東京都内で行われ、CMに出演した町田啓太、ファーストサマーウイカ、生瀬勝久、細田佳央太、安斉星来、吉田晴登が登壇した。  一般財団法人 BOATRACE 振興会は、この日の登壇者を起用した新CM … 続きを読む

Willfriends

page top