山崎賢人、映画『劇場』で新境地を開拓 「ここまで愚かなものを出せる役は初めて」

2020年7月18日 / 07:51

主人公の永田を演じた山崎賢人

 映画『劇場』初日リモート舞台あいさつが17日、東京都内で行われ、出演者の山崎賢人と行定勲監督が登場した。

 本作は、又吉直樹の恋愛小説を映画化。演劇の世界で夢を追う永田(山崎)と、彼を支える真っすぐな沙希(松岡茉優)の、生涯忘れることのできない恋を描く。

 理想と現実の間で葛藤し、大切な存在の沙希にまでつらく当たってしまう永田を演じた山崎は「人間って愚かな部分がたくさんあると思うけど、ここまで愚かなものを出せる役というのは初めて。本当に永田を演じられてうれしかった」と、しみじみ振り返った。

 また、役柄に共感する部分も多かったそうで、「永田が劇作家で僕は俳優。表現するという意味ではすごく近い。普段自分が抱えているような感情がいっぱいあって、台本を初めて読んだときに、すごく面白いなって思ったし、やりたいシーンがいっぱいあった」と明かした。

 行定監督は、プロデューサーから永田役に山崎を提案され、「これはいい、と思った」と、キャスティングの経緯を説明。山崎とは「事務所で会ったのですが、まあ、きれいな顔をしていて、その瞬間に、汚したいと思った。ひげを生やしたり、髪をボサボサにしたりして、『歯も黄ばませたい』と言ったら、『分かりました。コーヒーをいっぱい飲みます』って頼もしい感じで…」と笑顔で振り返った。

 会場では、松岡からのビデオメッセージも流された。山崎は「茉優ちゃんの魅力たっぷりでしたね」とほほ笑み、「本当に頼もしい同世代の女優さん。撮影前に連絡を取って、共通認識を持っておこうと話してくれた。茉優ちゃんとほぼ二人芝居だったので、本当に一緒にできて楽しかった」と語った。

山崎賢人(左)と行定勲監督


芸能ニュースNEWS

「わた恋」“黒澤”菊池風磨と“葵”久間田琳加の冒頭シーンに反響 「イチャコラがリアルで微笑ましい」「風磨くんの筋肉美がすごい」

ドラマ2024年11月24日

 菊池風磨が主演するドラマ「私たちが恋する理由」(テレビ朝日系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、オフィスを舞台に“笑わない”寡黙(かもく)な上司・黒澤智也(菊池)と、部下の森田葵(久間田琳加)をはじめ6人 … 続きを読む

「わたしの宝物」“宏樹”田中圭のラストの決断に賛否の声 「驚いた」「モラハラをみじんも反省しないのはどうなの」

ドラマ2024年11月22日

 松本若菜が主演するドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)がの第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪 … 続きを読む

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

Willfriends

page top