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老眼を嘆いた福山雅治
映画『ラストレター』レッドカーペットイベント&舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者の松たか子、広瀬すず、森七菜、神木隆之介、福山雅治が登壇。岩井俊二監督はインフルエンザのため欠席した。
本作は、手紙の行き違いをきっかけに始まった二つの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描く。
映画の内容にちなみ、「自身の戻りたい過去」を尋ねられた福山は、「基本的に戻りたいという感覚はないけれど、あえて言えば老眼になる前」と語って観客を驚かせた。
福山は「『いつか買おう』と思っている時計があった。『この時計が似合う男になったら買おう』と思ってずっと先送りにしていたものだから、割と近年に買ったのですが、その時計は文字盤の文字が小さい。せっかく買ったのに(目との距離が)近くても遠くても見えない」と嘆いた。ちなみに今は「見えないまま使っている」という。
広瀬は「中学2年でこのお仕事を始めたので、その前に戻りたい」と回答。「仕事に集中するため、結構本気でやっていたバスケを途中でやめてしまった。監督になりたかったので、その道に進むにはどうしたらいいのかなとか。進路とか、悩んだことがないまま終わってしまったので、周りの友達を見てちょっとうらやましかった」と語った。
神木は今回、福山扮(ふん)する鏡史郎の高校時代を演じた。「最初はプレッシャーでした。僕にとっては大先輩の“ましゃ兄”ですから」と当初の心境を吐露。演じるに当たっては、「現場で“ましゃ兄”の写真を検索して、メークさんと、どこにほくろがあるのかを調べて足したりしました」と明かした。
福山は「やっぱり似てます。神木くんは達者なので、細かい部分をやってくれる。完全に僕はお任せだったので、似ているのは神木くんの芝居のたまものです」と絶賛した。
映画は1月17日から全国東宝系で公開。
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