大沢たかお「生きてちゃんと終われるのかな」 「自分の俳優生命を懸けてぶつかった」

2019年12月17日 / 19:01

天才科学者を演じた大沢たかお

 映画『AI崩壊』完成報告会見が17日、東京都内で行われ、出演者の大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和と入江悠監督が出席した。

 本作の舞台は10年後の日本。天才科学者・桐生(大沢)が開発したAI(人工知能)は、全国民の個人情報、健康を完全に管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっていた。だがそんな“人に寄り添う”はずのAIが突如暴走を開始、国中が未曽有の大混乱に陥る…というストーリー。

 大沢は、完成作について「息もつけないぐらいハラハラ、ドキドキで進んでいく。予想もつかない。ものすごいスケールで2時間押し寄せてきます」とアピールした。

 演じる桐生は、開発者でありながら、AIを暴走させたテロリストとして、警察に追われる役どころ。「3週間ぐらいずっと(撮影で)走っていた。スタントもいなくて、『全部自分でやれ』ということだった。CGもほとんど使わなかった」と明かした。

 「一番大変だったシーン」を問われると、「むしろ大変じゃなかったところがなかったので…。『いつ終わるのかな』『生きてちゃんと終われるのかな』と思いながらやっていた」と振り返って笑わせた。

 そんな大沢だが、本作に対する熱い思いを語る場面も。最後のあいさつでは「私事ですが、2年ぐらい(俳優業を)休んでいて、去年ようやく現場にもう1回戻ろうと思ったのですが、そのときに『メーターを振り切っている、一番挑戦している作品だけをやって、自分の俳優人生を終わろう』と決めて戻ったんです」と告白した。

 続けて「そういう意味では、企画をもらった段階から(製作の)日本テレビさんは何を考えているんだろう?と思った。でもこんなに難しい台本をこれだけのお金を掛けて勝負するというところにロマンを感じたし、これは自分の俳優生命を懸けてぶつからなければいけないと思って参加しました」と並々ならぬ思いを語った。

 映画は2020年1月31日から全国公開。

(左から)入江悠監督、三浦友和、賀来賢人、大沢たかお、岩田剛典、広瀬アリス


芸能ニュースNEWS

2026年ボートレース新CM発表会 マチダ教官役の町田啓太「ボートレースに関わる全ての方々が、本当に高い熱量を持って取り組まれていることを肌で感じています」

2025年12月22日

 2026年ボートレース新CM発表会が、22日東京都内で行われ、CMに出演した町田啓太、ファーストサマーウイカ、生瀬勝久、細田佳央太、安斉星来、吉田晴登が登壇した。  一般財団法人 BOATRACE 振興会は、この日の登壇者を起用した新CM … 続きを読む

「良いこと悪いこと」最終回 “真犯人”が明らかに 「考察が当たっていた人すごい」「いじめは殺人、立派な犯罪だ」

ドラマ2025年12月22日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の最終話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  「週刊アポロ」に、同級生の連続殺人事件で「ただ1人生き残ったいじめのリーダー格・A氏」として高木将 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」最終回 巧巳と眞希の恋が「はかなくて切ない」 「橋本将生くんの成長が見られた」「特別編が楽しみ」

ドラマ2025年12月20日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の最終話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まさに『ノー・シェークスピア ノー・ライフ』というドラマだった」「最後はうるじい(井上順)もトニー(市原隼人)も楽しげに稽古していてよかった」

ドラマ2025年12月18日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む

「スクープのたまご」通報かスクープか…週刊誌記者が直面  「『週刊千石』はいいチーム」「人脈と信頼が大切」

ドラマ2025年12月17日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む

Willfriends

page top