ファブロー監督、賀来賢人ら日本語版声優を称賛 「キャラクターのスピリットを表現してくれた」

2019年7月23日 / 13:52

(左から)オフィシャルソングアーティストのRIRI、江口洋介、ジョン・ファブロー監督、賀来賢人、門山葉子

 映画『ライオン・キング』のジャパンプレミアイベントが22日、東京都内で行われ、来日中のジョン・ファブロー監督、日本版声優の賀来賢人(シンバ役)、江口洋介(スカー役)、門山葉子(ナラ役)ほかが登壇した。

 ディズニー・アニメの名作『ライオン・キング』(1994年)を、『ジャングル・ブック』(2016年)のファブロー監督が、最新の映像技術を駆使して再映画化。サバンナの雄大な自然を舞台に、ライオンの王子シンバが冒険の中で成長していく姿を描く。

 ファブロー監督は「月日がたっても全く色あせない物語。いかに新しい世代のためにアップデートできるかが僕の挑戦だった。若い人とも分かち合えるテーマが(この物語には)詰まっている。そのために新しいテクノロジーを駆使しています。登場する生き物たち、背景が全部本物に見えるかもしれませんが、すべてコンピューターで作られています」と胸を張った。

 シンバの声を吹き込んだ賀来は「最初は難しさもあったのですが、シンバの繊細な表情を見ていると、どんどん世界に入り込めた。シンバと共に成長できたし、かつ応援したくなった。葛藤や悩み、友情、全てのテーマが入っているのが『ライオン・キング』。そこが見る人を引きつけるんじゃないかな」とアピールした。

 江口も「実際はものすごく厳しい世界で生きている動物たちですが、いざこざ、逆に友情、ファミリーの愛といった人間社会が動物の中に投影されているからこそ、こんなに愛され続ける作品になっているのだと思います」と話した。

 日本語版を鑑賞したというファブロー監督は「作品の出来はキャストのパフォーマンスにかかっているから、最初はちょっと緊張していた。でも実際に見たときはうれしく思いました。キャラクターのスピリットを皆さんがしっかりと声で表現してくれていたからです」と賛辞を送り、これを聞いた賀来たちはホッとした笑顔を見せた。

 映画は8月9日から全国ロードショー。


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