財木琢磨「最初は弾けるものかと思った」 田中日奈子「パニックになってしまいました」

2019年8月19日 / 14:49

舞台「この音とまれ!」の出演者と脚本・演出の伊勢直弘氏

 舞台「この音とまれ!」の初日前会見が16日、東京都内で行われ、出演者の財木琢磨、田中日奈子ほかが登壇した。

 本作の原作は『ジャンプスクエア』(集英社刊)に連載中の大人気コミックス。和楽器「箏(こと)」を題材に、箏に情熱を注ぐ高校生たちの青春を描く。

 初日を迎えて、主演の財木は「原作を読んだときに“届け”という言葉が印象的でした。この言葉を大事に、僕らはこの作品が皆さまに“届け”という気持ちで最後まで駆け抜けていきたいです」とあいさつ。田中は「人としてワンランク上に成長していく物語なので、この舞台を通して人としても成長したいです」と抱負を述べた。

 本作ではキャストが半年に及ぶ箏の稽古を経て、クライマックスの演奏シーンで作中のオリジナル曲「龍星群」を生演奏する。初めて箏の稽古を行ったときを振り返って、財木は「最初に曲を聴いたんですけど、その演奏がすさまじくて、弾けるものかと思いました」と明かした。

 田中は「13弦の箏から稽古を始めて、すぐに17弦の箏に移ったので動揺して、私はみんなを支える音が本当に出せるのかとパニックになってしまいました」と語った。

 本作の見どころについて、田中は「物語の部分も大事に見て、それから生演奏のシーンを見るとグッとくるものがあると思います」と語り、財木は「生演奏はもちろん、生演奏の前の緊張感がリアルで、お客さまも生徒になった気持ちでリアルな緊張感を体感してほしいです」と呼び掛けた。

 舞台は25日まで都内・全労済ホール/スペース・ゼロほかで上演。

 


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