映画『覆面系ノイズ』の公開記念舞台あいさつが6日、東京都内で行われ、出演者の中条あやみ、志尊淳、小関裕太、三木康一郎監督が出席した。
福山リョウコ氏の人気コミックを実写化した本作は、音楽をモチーフとした究極の“片恋”ストーリー。中条は、歌が大好きなヒロイン・ニノを演じ、劇中では覆面バンド「in NO hurry to shout;(通称イノハリ)」のボーカルも担当した。
「歌は一番避けたいと思っていたジャンルだった」と明かした中条だが、「SNSを見ると、私の歌声を褒めてくれる方がたくさんいて、すごく大変だったけど、頑張ってよかった」としみじみ。「いい曲を作ってくださった方々がいて、ライブシーンでも、横で楽器を格好良く演奏するみんながいてくれたからこそ」と感謝の言葉を口にした。
会場では、そんな中条に“猛特訓”を行った音楽ディレクター・北村岳士氏の手紙がサプライズで読み上げられた。シンガーとしての短期間での急成長をねぎらう内容で、「これからも、その胸がすくような歌声で、たくさんの人の心にあやみさんの優しさや強さ、その力を届けてください」との熱いメッセージに、思わず涙した中条。「まんまとやられました…」と照れ笑いを浮かべ、「この映画のためにいろいろな方が動いてくださり、優しく励ましてくださったので私自身もここまで頑張ってこられたんだな、と改めて気付かされました」と感無量の様子だった。