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山本耕史“ヘドウィグ仲間”と再会 「同志みたいに思っている」

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督(左)と山本耕史

 映画『パーティで女の子に話しかけるには』のジャパンプレミアが19日、東京都内で行われ、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督が登場。花束贈呈ゲストとして俳優の山本耕史が駆け付けた。

 ミッチェル監督は、舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」への出演と、本作のプロモーションのため7年ぶりに来日。山本は2007年から3年連続で、同舞台でヘドウィグ役を演じ、ミッチェル監督とは08年のジョイントライブで共演した。

 久々の再会をハグで喜び合った2人。山本は「ジョンはとても優しい人。舞台のヘドウィグは、なるべくジョンが演じたヘドウィグに近づけてやろうとしました。僕は勝手に同志みたいに思っています」としみじみ語った。

 ミッチェル監督も「世界中のヘドウィグを演じた人、みんなが姉妹、兄弟なんです。お互いに目が合っただけで分かり合えるし、どれぐらい大変かも分かる。役者人生の中で一番大変。だからこそヘドウィグを演じた後は、全く他の役を恐れる必要が無くなるんです」と語った。

 イベント終盤に、ミッチェル監督が山本に何やら耳打ち。すると2人は、突然「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の劇中歌「オリジン・オブ・ラブ」をデュエットで披露した。まさかのサプライズに観客も感激。手拍子で一体となった会場は、温かい雰囲気に包まれた。

 新作の『パーティで女の子に話しかけるには』は、パンクなのに内気な少年エンと、反抗的な瞳が美しい少女ザンが織りなす青春ラブストーリー。

 一足先に鑑賞した山本は「ジョンの子どもの頃や、夢、気持ちが見えてキュンとしました。とにかく体感してもらいたい。アートを見ている気分、恋をしている気分になります。そしてジョンの作品はどれもそうですが、見終わった後に希望があります。楽しんでください」と観客にアピールした。

 映画は12月1日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかでロードショー。

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