多様な個性を認める社会の実現を目指し障がい者の芸術文化支援を目的とした、日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」のレセプションが13日、東京都内で行われ、出展作家として元SMAPの香取慎吾が出席した。
本アート展は、障がい者や現代美術家など23人による約500点の作品を東京・表参道のスパイラルガーデンに展示。出展作家を紹介するレセプションで、23人目の作家として壇上に呼び込まれた香取は「作家の香取慎吾です。“作家”と紹介されるなんてすごくおこがましいけれど、正直にすっごいうれしいです」とあいさつした。
ジャニーズ事務所を退所後、初めて公の場に登場。「絵を描くのが大好きで、自分の心をぶつける場所として今までたくさんの絵を描いてきました」と語り、「こういう展覧会に出展させていただくのは初めてのこと。こんなに素晴らしいアーティストの皆さんの中に自分の絵が飾られているのを本当にうれしく思っています」と喜びを弾けさせた。
また、「車椅子の方にも見やすく、アートを楽しめるような展覧会にもなっています。僕も何回も来ます。僕とここで握手!」とちゃめっ気たっぷりにアピール。「イソゲマダマニアウ」、「火のトリ」の2作品を出展し、それぞれの絵に込めた思いを説明すると「こんな感じで絵の説明をするのも作家っぽいですね。ありがとうございます」と笑った。
ステージを降りる際には、詰め掛けた記者の問い掛けに「新しいこと、始まっています! これからもこういう風な形でアートに関わっていたいと思います」と笑顔で答えていた。