エンターテインメント・ウェブマガジン
映画『ユリゴコロ』の初日舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、出演者の吉高由里子、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、熊澤尚人監督が登壇した。
本作は、沼田まほかる氏のベストセラーミステリーを映画化。吉高は、生まれながらに「人間の死」を“よりどころ”とし、絶望的な喪失感を抱えながら数奇な人生をたどる美紗子を演じた。
映画の内容にちなみ「純愛とは何か?」と尋ねられた登壇者たち。「まず両親のことが思い浮かんだ」という松坂は、自身の父親が母親にしたプロポーズの言葉として「おやじが土下座するような感じで『僕は君と結婚できなきゃ、死ぬ』と言ったそうです」と語った。
松坂は「それを初めておふくろから聞いた時はウワッと思った」そうだが、「今思い返すと、それだけ思いが強いというのはある種、純愛なのかな」と語った。
「どうですか?」と聞かれた吉高は「狂気的だね。純愛のような脅迫のような…」と苦笑いを浮かべつつ「愛は凶暴なのでね」とマイペースで返した。
そんな吉高は自身の“純愛”について「ヤバイ。何も言えない」と悩みながらも、「愛なんて人から教わるものじゃない。知識があっても何にもならない。体験や経験で育まれていくものなので、皆が持っている愛の感覚が純愛だと思う」と持論を展開した。
続けて「私は二十歳を過ぎて、ハイボールのCMをやらせてもらっているのですが、日本でも、海外でも、家でも、外食しても、ハイボールを飲むという純愛の形を貫いています」と胸を張り、「愛の結晶、シュワシュワ。今日は土曜日なので皆さんもおうちに帰っていかがでしょうか。お後がよろしいようで」とまとめて、会場を盛り上げた。
劇中では“体当たりの演技”を披露した吉高。熊澤監督は「本当に吉高さんなしでは、美紗子は撮れなかった。冗談抜きにして、吉高さんが血と涙を流しながら熱演してくれたおかげで出来上がった作品です」と振り返り「僕自身、吉高由里子の100年残る代表作だと思っている」と賛辞を送った。これには吉高も感極まった様子で、目を潤ませた。
舞台・ミュージカル2024年11月21日
松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。 2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む
ドラマ2024年11月21日
藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む
ドラマ2024年11月20日
遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む
ドラマ2024年11月20日
藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む
ドラマ2024年11月20日
ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。 本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む