阿部顕嵐、気を抜くと出てしまうくせを告白  上白石萌歌とは稽古以外でも“キキ”と“トンボ”を意識

2017年6月2日 / 09:53

阿部顕嵐とともに出席した、(左から)横山だいすけ、岩崎ひろみ、上白石萌歌、白羽ゆり、藤原一裕

 ミュージカル「魔女の宅急便」公開舞台稽古が1日、東京都内で行われ、出演者の上白石萌歌、阿部顕嵐、岩崎ひろみ、横山だいすけ、藤原一裕(ライセンス)、白羽ゆりが出席した。

 本作は、1989年にスタジオジブリによってアニメーション映画化もされた、角野栄子氏による同名児童書が原作。1993年~1996年に故・蜷川幸雄さんの演出でミュージカル化され、今回は若手新進気鋭の制作スタッフチームによる新脚本、新演出のミュージカルとして生まれ変わった。

 主人公・キキ役の上白石は「きょう初めて全部の場面を通してお芝居して、気持ちもすごくつながったし私自身も舞台の上で成長しているような気がしました」と手応えを語り、初日公演では「もっと楽しめるんじゃないかと思います」と期待。トンボ役の阿部は「皆さんに支えていただき、学ばせてもらっています。初めてのことだらけで戸惑いも。(出番のないときは)舞台の横から見て、皆さんのいろいろなところを盗んでいます」と明かした。

 普段立っているジャニーズでのステージと比べ、最も意識したのは「着替え。普通に楽屋の前とかで上の服を脱いじゃうので、なるべく控えようかと思っています。周りの目は気にしなかったので、気を抜くとくせが出てしまう」と苦笑したが、さっそく横山から「さっき脱いでいたよ」とつっこまれた。

 2人は稽古期間中は舞台を降りても“キキ”と“トンボ”の状態でいるように心がけていたといい、上白石は「いろいろと相談をしていると仲良くなっちゃうので、初々しさをどうやって出そうかな」と考え、毎日名前を名乗りながら「初めまして。よろしくお願いします」というあいさつを継続。阿部も「今までやってきたことを信じて。舞台上ではキキちゃんの心を揺さぶらないとな、と思っています」と意気込んだ。

 今年3月まで9年間にわたってNHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」でうたのおにいさんを務めた横山は「新しい環境の中でキャスト・スタッフの皆さんとご一緒することができて毎日楽しい稽古です」と充実感をのぞかせ、「外ってこんな感じなんだと新鮮な気持ちで取り組めました。うたのおにいさんから今回はお父さんの役。キキちゃんの演技を見ながら、お父さんとしてどういればいいか考えています」と“父性”を育ててきたという。

 また、パン屋の主人・フクオ役の藤原は「しゃべっていいですか? 劇中では一切しゃべらないので。咳払い一回だけで、2時間通してボディーランゲージしています」と笑いを誘い、稽古期間中に第1子となる女児が誕生したことから「プライベートでも劇中でも生まれまして。自然体でお父さんになったので役作りの苦労はなかった。プライベートとこんなにシンクロすることがあるんだと思った」語っていた。


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まさに『ノー・シェークスピア ノー・ライフ』というドラマだった」「最後はうるじい(井上順)もトニー(市原隼人)も楽しげに稽古していてよかった」

ドラマ2025年12月18日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む

「スクープのたまご」通報かスクープか…週刊誌記者が直面  「『週刊千石』はいいチーム」「人脈と信頼が大切」

ドラマ2025年12月17日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む

「新東京水上警察」最終回、ラストの意味深な人影に考察合戦展開 「まさか黒木? 続編あるのか?」「続編は礼子が刑事に?」

ドラマ2025年12月17日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の最終話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛の狂気が爆発 「レイコの孤独が胸に刺さった」「復讐に成功してほしい」

ドラマ2025年12月17日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追い … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「また野木亜希子さんの脚本にやられた」「結局、生きていくことが最大のミッションなんだな」

ドラマ2025年12月17日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第9話(最終話)が、16日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は … 続きを読む

Willfriends

page top