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「わろてんか」のヒロインに決まった葵わかな
NHKが9日、平成29年度後期連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインが女優の葵わかなに決まったことを発表した。
連続テレビ小説・第97作となる「わろてんか」は、明治後期から第二次世界大戦直後の大阪を舞台とした物語。吉本興業の創業者である吉本せいをモチーフに、京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」に生まれたヒロイン・藤岡てんが、日本で初めて笑いをビジネスにした女性と言われるまでの奮闘を描く。
今回オーディションで2378人の候補者の中から選ばれた葵。この日、都内の同局で行われた会見では「朝ドラオーディションを受けるのは今回が3回目だった」と明かし「まだ(この結果を)自分でも受け止めきれず夢のようだけど、てんちゃんと一緒に成長していけるヒロインを目指していきたい」と笑顔で意気込みを語った。
制作統括(CP)の後藤高久氏によると、オーディションは「3次のカメラテスト」まで行われ、最後まで残ったのは十数名。「葵さんは方言テープも聞き込んで、違和感ない京都弁を表現してくれた。すごい人だなとスタッフ一同が思った」と評価した。また「最大の決め手は、伸びしろがある人だと感じたこと。10代から50代までと幅広い年齢を演じてもらうにあたり、この人ならできるんじゃないか…という曖昧な自信が生じた。要約するとこの人しかいないと思った」と葵の魅力を語った。
ヒロイン決定を葵に知らせるべく、きのう8日に「最終面接」と称して本人を大阪のスタジオに呼び出した。後藤氏はそこで「1回、みんなを笑わせてください」と指示を出したといい、葵がそこで披露したのは、同局のEテレに登場するキャラクター「ニャンちゅう」の物まねだった。葵によれば「友だちには絶対ウケる」鉄板ネタだったという。
物まねの出来は…?
しかし後藤氏は「葵さんは30秒ぐらい声を張り上げてやってくれたが、誰も笑っていなかった」と当時の状況を説明。その後の囲み取材でも「そんなに悪くもないが目覚ましくもない。(物まねの再現率は)6割程度」と明かして笑わせた。それでも、これまでの審査を通じて「彼女なら深刻なシーンでも笑いを取り入れて演じられる」「彼女にはコメディエンヌの才能がある」と確信していたとのこと。「その才能を発揮してもらえれば、最後には大阪の人に愛される、藤山直美さんに次ぐコメディエンヌになれるんじゃないかと思う」と期待を込めた。
一方で葵も、物まね終了後、周囲の反応に「これはいけないことをしてしまった」と焦ったそうだが、そこでヒロイン決定を伝えられ「(頭が)ワーッとなりました」。きょうの発表まで結果は極秘扱いで「誰にも絶対に言っちゃいけないと思ったので、両親にもこの会見が始まる30分ぐらい前に電話で初めて伝えました」と喜びを語った。
連続テレビ小説 「わろてんか」は2017年10月2日~18年3月31日、全151回放送。
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