北翔海莉、宝塚退団後初の女性役に「引き出しがない」 新納慎也から女性役指南「“性転換”うまくいっている」

2017年2月24日 / 15:21

新納慎也(左)と北翔海莉

 ミュージカル・コメディー「パジャマゲーム」の制作発表が24日、東京都内で行われ、出演者の北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄と演出のトム・サザーランド氏が出席した。

 2016年11月に宝塚歌劇団を退団し、本作が女優デビューとなる元星組トップスターの北翔は、演じるベイブについて「仕事に命を懸けていて正義感あふれる女性であること。恋に不器用な面もあって、今の自分にちょうどぴったりかなと思っています」と語り、「引き出しがないもので、大塚さんのようなかわいい女性の雰囲気がぜんぜん出せない。男から女に変わる状況の私にぴったりかなと思います」と笑わせた。

 この日の歌唱披露でも「男性の方と歌うのが初めてで、ステージの上に男性がいることも初めてだった。大変緊張しましたが、どこかで安心する部分もあって、こういうものかと初めて気付かされました」と心境を語り、「譜面をもらったときも最初はシドのパートをずっと読んでいました。私が歌いたいと思うような男性パートもある」と明かした。

 相手役のシドを演じる新納は「ハンサムな工場長、新納慎也です。この役はハンサムなんです」と重ねてアピールし、「日本のミュージカル界は僕のハンサムに気づかず、だいたいオカマや女装、ちょっと頭が弱かったり、ゲイだったり、キャラクターと呼ばれる部分をやらせていただいた。何十年かに1回、二枚目がやってくるけど、念願かなってその貴重な二枚目をやらせていただきます」と大いに喜んだ。

 また、初めて女性を演じる北翔へ「恐らく僕の方が女性役をよくやっているので、ドレスさばきなどを教えます。逆に二枚目な感じを教えていただいて」と提案し、「宝塚を退団したばかりという方と何度か共演してきましたが、“性転換”はうまくいっている感じですよ。もうちょっと時間をかけて性転換する人もいる」とユーモラスに褒めた。

 稽古の段階からミニスカートとヒールの高い靴を履くことを勧められた北翔も「これは役替り公演をしないともったいない。今から企画し直してもいいんじゃないかな」と同意し、「どうしても足を開いて立ってしまう。寄せるということがなかったです。まだスカートを買っていないので、まずは私服のスカートを買うところから徐々に始めたい」と語った。

 舞台は東京公演が9月25日~10月15日に日本青年館ホールで、大阪公演が10月19日~29日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。

(左から)広瀬友祐、栗原英雄、新納慎也、北翔海莉、トム・サザーランド氏、大塚千弘、上口耕平

(左から)広瀬友祐、栗原英雄、新納慎也、北翔海莉、トム・サザーランド氏、大塚千弘、上口耕平


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