ラサール石井「勘三郎さんが降りてきてくれる」 三宅裕司座長の東京喜劇が新橋演舞場で公演

2014年3月10日 / 19:38

 (前列左から)渡辺正行、朝海ひかる、沢口靖子、三宅裕司、(後列左から)深沢邦之、春風亭昇太、ラサール石井、小倉久寛、東貴博

 熱海五郎一座 新橋演舞場進出記念公演 東京喜劇「天然女房のスパイ大作戦」制作発表記者会見が10日、東京都内で行われ、出演者の三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、沢口靖子ほかが登場した。

 座長の三宅は「学生時代におばあちゃんと新橋演舞場で藤山寛美さんの松竹新喜劇を見たときに、何で銀座なのに大阪の喜劇なのかな、東京の喜劇ってないのかなって思って、いつか新橋演舞場で東京のコメディーをやりたいと思っていたことをついに成就することができました。新橋演舞場のような大変素晴らしい劇場で、せこいギャグをやるのがポリシーだと思っておりますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

 ラサールは「新橋演舞場は今は亡き(中村)勘三郎さんと喜劇公演の演出をずっとやっていた古巣のような懐かしいところです。我々がやっているときに勘三郎さんも一回、二回は降りてきてくれるのではないかと思っております。数々の名優が見得(みえ)を切った花道でリーダー(渡辺)のせこいゴム芸が披露されるのを期待しております」と話し、笑いを誘った。

 一方、渡辺は「天然の女房が夫の浮気の証拠をつかむために奮闘する」という本作にちなんで「奥さんに2回ぐらいは証拠をつかまれたのでは…」と振られると、苦笑いしながら「当たりです」と答えて場を沸かせた。

 舞台は6月5日から29日まで新橋演舞場で上演。


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