新海誠監督、“ARIGATO賞”に感慨 「よくも悪くも“発見していただけた”」

2016年11月3日 / 20:17

『君の名は。』の新海誠監督 (c)2016 TIFF

 第29回「東京国際映画祭(TIFF)」のクロージングセレモニーが3日、都内のEXシアター六本木で行われ、“ARIGATO(ありがとう)賞”に選出された女優の高畑充希、俳優の妻夫木聡、新海誠監督、ゴジラが登壇した。この賞は“日本映画界への貢献が目覚ましい人々に贈られる賞”で、昨年設立された。

 社会現象になるほどの大ブームを巻き起こしている『君の名は。』の新海監督は、司会から「日本アニメーション映画界の新星」と紹介されて壇上に上がると、「私自身は10年前から普通にアニメーションを作り続けてきたんですが…」と苦笑い。それでも「今回2016年、よくも悪くも“発見していただけた”ということなんだと思います」と感謝の言葉を述べた。

 続けて「そのことはとても幸せなことですし、同時に“発見されなかった自分”というのも今でもどこかに存在しているような気がしています」と率直な思いを明かすと、「自分にできること、これからやりたいことはあまり変わりません。これから先も今の観客が何を見たいのか、物語の負うべき役割は何なのかを考えながら、変わらずアニメーション映画を作っていけたら幸せです」と気持ちを新たにした。

 また、「僕の名前でこの賞をいただきましたが、実質“ARIGATO賞”は『君の名は。』というアニメーション映画にいただいたものだと思っています」と新海監督。「もちろん僕の力だけではなく、本当に優秀なスタッフ、アニメーターたちや配給のスタッフ、(声優を務めた)神木隆之介くんや上白石萌音ちゃん、RADWIMPSの息をのむような音楽があったからこそ、この映画が1000万人以上という想像もできないようなたくさんの観客に届いたのだと思います」とし、あらためて「映画を見てくださった皆さまに心から御礼申し上げます。まだ見ていない皆さん、よろしかったら見てください」と笑顔でアピールした。

null

“ARIGATO賞”の受賞者たち(c)2016 TIFF


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」週刊誌の記者“日向子”の奮闘に「胸が打たれた」 「大きな事件の真相を暴く話になりそうで楽しみ」

ドラマ2025年10月15日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

長尾謙杜&山田杏奈、ティーンのお悩みに胸キュン 『恋に至る病』公開直前!ティーン限定お悩み相談会

映画2025年10月15日

 長尾謙杜(なにわ男子)と山田杏奈が10月14日、都内で行われた映画『恋に至る病』公開直前イベントに出席し、ティーン限定のお悩み相談会を実施した。  本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀による衝撃の恋愛 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子の斬新な復讐劇に反響 「突然の“タイタニックごっこ”は元気が出た」

ドラマ2025年10月15日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあ、あんたが作ってみろよ」“勝男”竹内涼真の演技に爆笑 「肌着姿&顆粒だしが最高」「憎めなくてかわいい」

ドラマ2025年10月15日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

「新東京水上警察」“碇”佐藤隆太と“礼子”(山下美月)がまさかの擬似夫婦に 「ママ呼びに困惑するぎこちない妻役がおもしろかった」

ドラマ2025年10月15日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

Willfriends

page top