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舞台あいさつで作品についての思いを語ったのん
映画『この世界の片隅に』の完成披露舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、主演声優を務めたのん、片渕須直監督、原作者のこうの史代氏が登壇した。
本作は、第2次世界大戦中の広島、呉を舞台に、激化していく世の中で大切な物を失いながらも、日々を大事にし、前を向いていく女性すずを描いたアニメーション。
所属事務所からの独立騒動を経て、今年7月に改名し、“再出発”を発表したのん(旧芸名、能年玲奈)。改名後、都内で行われるPRイベントに登場するのは今回が初となった。この日マスコミ向けに用意された会場には56媒体の記者、カメラマンが駆け付けた。
本作がアニメ声優初挑戦となったのんは、久々に多数のフラッシュを浴びながら「素晴らしい作品に参加できてすごくうれしいです。ありがとうございます」と晴れやかな笑顔であいさつした。
この日は、片渕監督とこうの氏に挟まれる形で完成した映画を鑑賞したのん。「めちゃくちゃ緊張しました。(二人の間に)失礼しますという感じで…」と照れながらも、本編を初めて見た感想について「戦争というものが、生活と隣合わせに入ってくるのを感じて怖いと思いました。だからこそ、普通の生活というものが素晴らしくて大切に思える作品です」としみじみと語った。
また、今回演じたすずとの共通点を問われたのんは「ボ~っとしていると言われるところ。だけど、気が強くてパワフルなところ」と答え、「そこから(人物を)探っていって、共感する部分から(作品に)共鳴させていくように頑張りました」と収録を振り返った。
片渕監督から「結構質問もあったよね。『どうしてこういうふうにすずさんが言うのか分からない』とか…」と明かされると、のんは「すごくしつこかったですよね」と申し訳なさそうに苦笑い。
しかし片渕監督は「(質問に)答える中で僕も作品の本質を捉え直すことができたし、単純にすずさんを演じてもらうのではなく、すずさんを理解してもらったことがこちらにも跳ね返ってきて、作品がすごく良くなったと思う」と語った。
退場間際には、報道陣から「トラブルは解決しましたか?」「新しい芸名には慣れましたか?」などの質問も飛んだが、のんは笑顔を見せながらも無言で会場を後にした。
映画は11月12日からテアトル新宿ほか全国ロードショー。
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