壇蜜、ヌード被写体として篠山紀信をうならせる “快楽”は「目覚ましを掛けないで寝られる時」

2016年9月2日 / 19:33

壇蜜(左)と篠山紀信氏

 篠山紀信展「快楽の館」記者会見が2日、東京都内の原美術館で行われ、写真家の篠山紀信氏と壇蜜が出席した。

 本展では、原美術館を舞台に壇蜜、矢吹春奈、佐々木心音といった33人の被写体の全員をヌードで撮り下ろし、撮影場所にその作品を展示している。篠山氏は「美術館にはいろいろな制約がありますが、今回はいろいろな自由を与えてもらってここで全作品を撮りました。僕のイメージにぴったりくるだろうと思って、ヌードでやりたかった」と語った。

 作品の大きさに驚いたという壇蜜は「自分の体と写真のサイズがほぼ一緒だったり、写真の方が大きいものもあった。袋とじやグラビア以上に自分の体を見せることは光栄でした」と手応えを語り、「こけの湿り具合や日の照り具合が細かく計算されていて、自分が失敗してバランスが悪くなってもお日さまは待ってくれない。すごくシビアで緊張しました」と撮影を振り返った。

 篠山氏は壇蜜について「最高です」と大きくうなずき、「作品にモデルの名前は出しておらず、快楽の館に集まってきた美女たちの中の一人。だけど結果として壇蜜さんがイニシアチブを取るような感じになった。いい写真を撮っちゃったからね」と自信満々で、「壇蜜さんはまだ全然撮り切れていない。もっともっと撮りたい」と意欲を見せた。

 また「自身にとっての“快楽”とは何か」と問われた壇蜜は「明日休みだから目覚まし時計を掛けないで寝られる。そういう時が一番快楽を感じます。そういう時の自分は甘ったるい顔をしていると思う」と不敵にほほ笑んだ。


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