エンターテインメント・ウェブマガジン
中村文則氏(左)と桃井かおり
映画『火 Hee』の初日舞台あいさつが20日、東京都内で行われ、監督、主演を務めた桃井かおりと原作者の中村文則氏が出席した。
本作は、中村氏の『掏摸(スリ)』『教団X』などを基に、桃井が監督、主演を務めたサスペンス。壮絶な過去を背負いながらアメリカで娼婦に身を落とした女(桃井)と精神科医の対話を描く。
この日は、大雨にもかかわらず客席は満員に。桃井は「今までの人生で初めて感動してしまって、芸能界にいて良かったと思っちゃいました。すごい雨でしょ。来て並んでくださって、あいさつをしていたら手を振ってくれて。泣くわよって」と感激を口にした。
約10年ぶりにメガホンを取ったことについては「その間に何回か話は来たけど全部つぶれていくんですよ。今回はポンと来て、やると決めて本当に短かったので、奇跡が起きていると思っています」と述懐した。
桃井は「予算や制約もある中、撮影は10日間、編集は5日間という限られた時間内で作業した。本番は1回しかやらないとか、諦めなきゃいけないこともいっぱいありましたし、やれるだけの実験はしました」と振り返った。
また、監督兼女優を務めたメリットについては「桃井かおりを使うのは一番リーズナブルだったから。そういう関係なんです。他の女優を誘ったけど断られたのもありますけど」と笑いを誘いつつ、「俳優と監督が同じものを作ろうとしているので、話し合いの時間がなくて済む感じ。私はいつも監督になるべく寄り添うように頑張るけど、監督が何を作りたいか見えてこないとすごくつらいんです。そういう意味で一番楽です」とコメントした。
この日は、報道陣を前に「なんでも聞いて」と終始上機嫌の桃井だったが、SMAPの解散報道についてマイクを向けられると「それは全然答えたくないの」と即答して笑いを誘う一幕も。その後、「(話題が映画から)そっち側に行っちゃうと分かるからなの」と申し訳なさそうにフォローした。
映画2025年11月6日
映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日、東京都内で行われ、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)& 山田杏奈が登壇した。 本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀氏による衝撃の恋愛小説を映画化。内気 … 続きを読む
ドラマ2025年11月6日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第6話が、5日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む