北村有起哉「戯作者たちの生きざまを演じる」 こまつ座が「戯作者銘々伝」を上演 

2015年5月12日 / 17:59

 (前列左から)作・演出の東憲司氏、新妻聖子、北村有起哉、西岡徳馬、こまつ座代表取締役の井上麻矢氏、(後列左から)相島一之、山路和弘、玉置玲央、阿南健治

 井上ひさしの関連作品を専門に上演するこまつ座の舞台「戯作者銘々伝(げさくしゃめいめいでん)」の公開稽古が12日、東京都内で行われ、出演者の北村有起哉、新妻聖子、玉置玲央、相島一之、西岡徳馬ほかが取材に応じた。

 本作は、江戸時代の戯作者たちが、幕府の弾圧に反発しながら“笑い”に命を懸ける姿を描く。

 主役の山東京伝を演じる北村は「こまつ座の新たな輝かしい一歩目。小説を基に戯曲にするというのは、なかなか簡単にいくものではないと、日々肉体を通じて痛感しています。江戸の社会、政治に風刺でかみついた戯作者たちの生きざまを、現代の皆さまの目の前で生き生きと描かせていただければ」と意気込みを語った。

 唯一の女性キャストで三役を演じる新妻は「奮闘の毎日。京伝の先妻と後妻の両方を演じるということで、いささか複雑な気分ではありますが、京伝さんの妻を二度味わえるのはおいしい感じなのかなとも思います」とあいさつした。

 新妻は「男性の偉人伝ですが、その中でも確かに女性が生きた証しがある、ということを及ばずながら表現できたら」と言葉に力を込めた。

 舞台は24日~6月14日に都内、紀伊國屋サザンシアター、6月20日に兵庫県立芸術文化センターで上演。


芸能ニュースNEWS

「光る君へ」第二十八回「一帝二后」大河ドラマの醍醐味を改めて感じた“一帝二后”に至る人間ドラマ【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年7月27日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。7月21日に放送された第二十八回「一帝二后」では、一条天皇(塩野瑛久)が皇后・定子(高畑充希)と中宮・彰子(見上愛)という史上初めて二人の正妻を置く“一帝二后”に至る過程が描かれた。この回では、 … 続きを読む

「ギークス」謎の“監察官”の登場に視聴者驚き 「スパイじゃなかった」「そういうことか?」

ドラマ2024年7月26日

 松岡茉優が主演するドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジテレビ系)の第4話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、警察署に勤務する、卓越した知識や技術を持っているのに人間関係が苦手な“3人の女ギーク”(=賢いオタ … 続きを読む

「クラスメイトの女子、全員好きでした」“脛男”木村昴のまさかの展開に反響 「やっぱ、野呂佳代が出ているドラマにハズレなし!じゃない?」

ドラマ2024年7月26日

 木村昴主演、新川優愛出演ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(日本テレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は偶然手に入れた小説を盗作し、人気作家となった枝松脛男(木村)が、中学時代に恋したクラスメ … 続きを読む

「スカイキャッスル」“セレブ妻”のマウントバトルが開幕 「お受験系&高級住宅地が舞台のドラマとか最高」

ドラマ2024年7月26日

 松下奈緒が主演するドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)の第1話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、韓国の人気ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」をリメーク。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレ … 続きを読む

「新宿野戦病院」「英語と岡山弁混ぜてしゃべっていい日本人は藤井風だけ」「俺を誰だと思ってるんだ、俺だぜ」

ドラマ2024年7月25日

 脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第4話が、24日に放送された。  本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜ … 続きを読む

Willfriends

page top